あなたはインプット型?アウトプット型?
仕事、日常生活、習い事など、人はあらゆる場面において「成長」を求めています。
私は「中小企業診断士」という国家資格を取得し、「社長さんの相談相手」として日々、いろんな相談に対応しています。
SNSの使い方、起業をするための方法、新商品開発の仕方、パッケージやブランドロゴの開発、株式譲渡に関する手法、脱炭素化に向けた戦略などなど、社長さんには様々な悩みがあります。
私に相談頂けるのはとても幸せなことだなと思います。
当然、会社によって経営状況が違えば、相談内容も違います。
では、なぜこうした様々な悩みに対応できるかというと、日々「インプット」と「アウトプット」を続けているからだと思います。
中小企業診断士は断然「インプット型」が多い
中小企業診断士という肩書を持つ人は世の中に3万人弱いますが、実際にコンサルとして活躍できている人は、実はそこまで多くありません。
私は中小企業診断士1次試験に合格したのち、「養成課程」という専門学校に6か月間通学して資格を取得しました。
同期生のその後をちらほら聞いたりしますが、やはり中小企業診断士として活躍しているのは数えるほどです。
一次試験の時点で7科目に合格する必要があり、人によっては10年以上かけて合格するような難関資格で、みんな努力の末に勝ち取ったにも関わらずです。
それはなぜか???
中小企業診断士は独占業務がない、企業内診断士(企業に勤める診断士)が多い、金融機関の人がめちゃくちゃ多いなど属性的な側面はあると思います。
ただ、それ以上に私が思うのは「真面目な人が多い」といえます。
言い換えれば「インプット型が多い」とも言えます。
試験は1年に1回しかなく、7科目を何年もかけて取るケースも少なくありません。そりゃもうコツコツコツコツと勉強を続けて、何年も耐え忍ぶわけです。
そんな絶え間ない努力を何年も続けられるのは正真正銘「真面目な人」ですよ。
私も実際にたくさんの中小企業診断士さんと会ってきましたが、「いやいや周りはもっとすごいから」と謙遜したり、「企業内診断士だから資格取っただけで何もしてません」という発言をよく耳にします。
そのたびに私は心の中で思うのです。
「なんてもったいない、アウトプットしましょうよ。」
次の日になると「3分の2」は忘れている
脳科学の有名な研究で「エビングハウスの忘却曲線」というのがあります。
人間の記憶には限界があり、「次の日になると3分の2は忘れる」と言われています。
もっと言えば、インプットした20分後にはすでに半分近く忘れてるんです。
せっかく何年も努力を重ねて勉強した中小企業診断士の領域も、日を追うごとに忘れていくのです。
半分自慢になってしまい恐縮ですが、私はこの中小企業診断士一次試験を6か月間で一発合格しました。
その時にやっていたことは、朝4時に起きて勉強し、仕事中に同僚やお客さんに勉強内容を言いまくるということをしていました。
(言われた方はさぞかし迷惑だったろうに笑)
つまり、「インプット→忘却する前に即アウトプット」により、少しでも脳に定着させることで忘却率を引き下げることを意識していました。
それを6か月間毎日欠かさず続けたことで無事に合格することができました。
必要なのはインプット?アウトプット?
実は資格取得のために始めた「インプット→即アウトプット」でしたが、6か月間もやり続けると身体に定着してるんですよね。
インプットしたら、アウトプットする。
ただ、資格の勉強とは違い、知識をそのままひけらかしてはいけません。
それはただの「マウント取り」になってしまいます。
たまにそういった診断士さんを見かけることがありますが、大抵相手の言うことに耳を傾けていません。
無意識に相手よりも知識量で上回ろうとしてしまうからです。
このタイプの方は武器をたくさんもっていないと不安になるため、更に「インプット」を強くしようとします。
そして、相手の話を聞く前に自分からたくさん話してしまう。
これの繰り返しになりがちです。
本当に相手の事を思うのであれば、まず相手の話に最後まで耳を傾け、相手の目線に合わせた内容、口調、言葉で返すことが必要です。
まずはインプットを更に強化するよりも、アウトプットの出し方を練習した方がよいでしょう。
大きく分けて、どちらのタイプ?
私は会社でいろんなタイプの後輩から相談を受けます。
めちゃくちゃ勉強を頑張っているけど、アウトプットが弱いため、いつもどこか自信がなさそうな人。
人と話したり、プレゼンしたりは平気だけど、インプットが弱いため肝心なところで響かない人。
まだまだインプットもアウトプットも足りない人。
まずはあまり深く考えずに、自分がどちらのタイプかを把握するとよいです。
そして、大抵の場合はアウトプットが弱くなるケースが多いです。
それは人前でのプレゼン発表などはスタートアップ企業でもない限り、そこまでやる機会がないからです。
しかし、アウトプットの形はプレゼンだけではありません。
会話、メモ、文章、図表、絵、日記、ダンス、動画、デザインなどなど…
そして、このnoteもそうです!
極論を言えば、自分で自分の枠を決めず、いろんな挑戦をするというアウトプットこそが最強のインプットなのかもしれません。
なんだか取り留めのない記事になってしまいましたが、ご容赦を!
インプットもアウトプットも偏らないようにすることが大事というお話でした。
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