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専業主婦は、ブランクか?

専業主婦は、ブランクか?

こんな議論が、最近巷で盛んです。皆さんは、どう思いますか?

私は、専業主婦期間は、ブランクだと思います。そして、実際にブランクです。
でも、ここで大事なことは、「何の」ブランクかということ。

私は、10年前にそれまで勤めていた会社を辞めて、専業主婦(駐妻)になりました。今、その会社で働くとしたら、私の10年間はブランクです。10年で会社も変わり、そこで働く人たちも変わりました。

これは、もう、どうしようもありません。だって、一度離れているんですから、ここを、どうあがいても、その期間は空白になるわけです。

でも、だったら、この10年間は、なんだったんだろう・・・

私は、この10年間で子供を2人産みました
私は、インドネシアに10年間住みました
私は、ボランティア活動をしました。団体も2つ立ち上げ、マネタイズもし寄付活動も行いました。
私は・・・私は・・・・

と書き出すと、この10年間で得たものは、大きい。
大切なのは、それを認め、それを言語化することです。
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私は、2021年3月に10年間の駐妻生活を終え、日本に戻りました。
そして、4月から仕事を始めました。こんなに早く仕事を始めることができるなんて想像していなかったのでとても嬉しいです。

お仕事が決まった秘訣を自分なりに分析すると、

*ブランクであるということを認め、じゃあどうするか・・・ということを考える
*本当に私は正社員として働きたいのか(働けるのか)ということを考える

ここを考えた時に、

空白なんです。白なんです。ということは、そこに、また違う色を塗ればい。。違う色を塗れるのです。

この色の中には、
*子育て という色もあり、
*主婦業 という色もあるでしょう。
私のような駐妻の場合は、
*海外に住んでいた という色もあると思います。

また、中には、「資格を取る」「ボランテイァをする」「学校や地域の役員をする」という色もあると思います。まだまだたくさんあると思います。

だから、専業主婦が終わったら、新しい「色」をきちんと整理し、言語化し、それを持って、社会に戻れば良いと思うんです。

でも、やっぱり、専業主婦の期間は、不安になります。それは、なぜか。
「給与がもらえなくて、なんだか自分が生産性のない人間に感じる」
「働いていない自分は、意味がない。社会から置いてけぼりになった気がする」

それが結果的に、自己肯定感を下げ、自信を失い、再就職の妨げにつながります。つまり、社会にいた経験がある・ないということよりも、「自分自身のマインド」が、再就職を妨げているのではないでしょうか?

これは、非常に大切なことで、例えば、企業や採用側は、「ブランクであっても採用したい」という声が大きくなっています。

でも、実際は、本人の「自分にできるわけがない・」という自分ブロックがあると思います。

専業主婦はブランクか?それは結局、「自分自身」が決めること。
そんなふうに思います。

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