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みんな同じ空の下


〜増Tの存在〜

「みんな同じ空の下」

私の心の真ん中にずっとある言葉。
きっとこの言葉は今も、これからもずっと心の中にある。

この言葉に出会ったのは小学校6年生の卒業の時。
小学校5、6年生で担任だった先生が送ってくれた卒業の言葉。


この言葉を送ってくれた先生はみんなから「増T(マスティー)」と呼ばれていた。「〜先生」って呼びなさい!って教えられるよね。呼び方から先生とやることは全て「特別」だった。

卒業当時の私は「楽しかった」「みんなが大好き」「みんなと過ごした日々が大切な思い出」とかまっすぐでフレッシュな思いで小学校を卒業したのを覚えている。卒業式は号泣だったなあ〜😭

増Tは私たちに、全て「特別」を作ってくれた。でもその「特別」にはいろんな意味があったんだよね。23歳の今になってあの時の増Tの言動は、こういう意味があったんだって思うことが多い。生きていく上での鍵になる言葉がたくさんあった。

当時の自分には増Tの言動の意味の深さを感じられなかったけど、歳を重ねて、いろんな経験をすると、あの時の増Tの言動がどれだけ今の自分にとっても、あの時の自分にも大切なものか心の底から感じる。今では増Tの言葉が大きな原動力になる。いい意味でちゃんと心の育っているんだなあと少し嬉しい気持ちにもなる☺️

増Tが教えてくれたものは、今の私に大切だし、これからもずっと大切なもの。
増Tがくれた言葉もそうだけど、きっと小学生の時からずっと大切にしたいと思うほどの言葉をくれる増Tの存在が何よりも大切なんだと思う。

実は、昨日急に増Tに会いたくなって、電話をした。
今の自分がどんなことをしたくて、この先何を大切にしていきたいのか最近悩んでいた。そんな風に躓いた時に、いつも増Tが卒業の時に作ってくれたDVDを見て、実家に帰るたびに増Tが当時1週間に1回作ってくれる学級だよりを読んでいる。
高校生の時人生の大きな挫折を味わった時に増Tの言葉に助けてもらった。

きっといつまでも増Tはうちの尊敬する人であり、死ぬまで心のなかにいる人。


〜愛情を教えてくれた〜

先生でも生徒と合わなかったり、うまくいかないことも多い。人間だから。
人間関係って難しいよね。

自分が担任になったら、クラスの全員に愛情を注いでくれた。それは一人残らず。
どうしてもクラス全体を見ていると、取りこぼされてしまう子はいるよね。その子をどう大事にできるか、どう向き合うかを先生は大切にしていた。

まずそれが「愛」だよね。

愛にもいろんな形や捉え方があるよね。
でも、うちは1番増Tの愛の形が一番理想的であり、いつでも増Tが教えてくれた愛の形はずっと大事にしたいこと。

愛って人が相手のことを想わなければ、愛は生まれないよね。
それは、恋人、家族、友達、上下関係、生徒と先生の関係、いろんな関係から産むことができるもの。

人の心を動かしたい、向き合いたいと想うとき、誰かと何かを乗り越えたいときに一番必要なものは「愛」だと思っている。まだまだ愛が必要だと思える時間は考えればたくさんある。

「行動」「メッセージ」「育む時間」「未来に残る形」

うちは愛を伝えるためには、この4つが必要なんじゃないかなって増Tの姿を思い出すと思う。増Tが教えてくれた愛を思い出すと今はこの4つなのかなって考えるけど、また年齢を重ねれば違う風に思うかもしれないけどね。

気づけば、あの時くれた先生の愛は今でも人生の糧になっている。頑張ろうと思えるものは、卒業時にクラス全員に作ってくれたDVDと週に1回カラーコピーをしてくれる学級日誌だった。当時、全員がこれからも保管できるようにファイルを配ってくれて、1年間で作ってくれた枚数は100枚以上だった。一生の宝物。
今でも思う。何かが起きて、自分の家が消えるとかなったら、真っ先にDVDとファイルを持っていくだろうって。先生の努力が少なくともうちの未来には大きく力になっているんだよね。

一つ一つの言葉(メッセージ)
ただ綺麗な言葉を並べて語るだけじゃない。増Tはうちらにはどんな言葉があっているのかなとか、小学生なりにどうしたら伝わるかなっていう言葉で伝えてくれる。増Tの言葉は心や考え方を育ててくれる。

先生がうちらのためにしてくれた思い出や経験、物語(行動)(育む時間)
他のクラスにもできなくて、このクラスだから作れる特別な思い出を作ってくれひた。所詮小学生かもしれないけど、一つの絵本になるような物語ばかり。小学生でたくさんの行事がある中で、結果も大事だけど、増Tはその目標に向かう過程を見てくれていた。どれだけ全力で立ち向かって、頑張って、苦しい時を乗り越えたのか。苦しい時はその苦しい瞬間を一緒に乗り越えようと向き合ってくれる。
うちらにたくさんの時間を費やして、たくさんのうちらの感情に全力で立ち向かってくれる増Tは今までに出会ったことない心を持っている人だと思う。


ずっと大切にできるもの(未来に残る形)
生きていれば、無性に辛くなる時もある。
それをどう乗り越えられるかは人によってみんな違うし、その乗り越え方を知ることはすごく大切だなって思う。うちの乗り越え方は、とにかく増TがくれたDVDを見て、学級だよりを見返す。今の自分のことを考えると涙でいっぱいになってしまうけど、見た後は笑顔でまっすぐ歩いて行ける。
魔法みたいなものにかかったみたい。そこには増Tの想ってくれる愛と心を育ててくれる増Tの努力があったから。

増T愛をありがとう!
みんな同じ空の下!
どんなに遠い場所にいても、上を見上げれば空があるよね。その空はどこまでも繋がってる!いつもみんなは繋がっている。また会える日まで頑張ろう!



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