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2020年9月4日 欧州の排ガス規制罰金が1.8兆円?

こんにちは。ハッピーくんです。

本日はこの記事です。

欧州で車排ガス規制、罰金1.8兆円:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO63405500T00C20A9MM8000/

2021年から欧州で導入となる自動車の排ガス規制について、世界の主要ガソリン車メーカー13社が目標を達成できず総額1.8兆円の罰金を科せられる可能性が出てきました。

各社は罰金を払うか米テスラのようなEVメーカーから排出枠を買うなどの対応を迫られることになります。

EUは21年から「CAFE規制」と呼ばれる自動車向けの排ガス規制を本格施行します。

域内で販売した全ての車を対象に、メーカーごとに走行1キロメートルあたりのCO2排出量を15年の目標値に比べて約3割少ない95グラムに減らすことを義務付けます。

基準を上回った場合、1台1グラム当たり95ユーロ(約1万2千円)の罰金が各社に科されることになります。

英調査会社JATOダイナミクスがEU域内で販売している主要20ブランドの19年の排出実績を調べたところ、全てのブランドで19年は新基準を超えていました。

別の英調査会社PAコンサルティングの予測では、EUで車を販売するメーカーの大半にあたる13社の21年の罰金は合計約1.8兆円に達すると見られています。

最大が独フォルクスワーゲンで、21年の平均排出量が109.3グラムに上り、約45億ユーロの罰金を科される可能性があります。19年の営業利益の4分の1が吹き飛ぶ計算です。

トヨタ自動車は平均95.1グラムの排出量で済むが、販売台数が多く罰金額は約22億円となります。

罰金を支払う以外の選択肢として各社が取り得るのが、CAFE規制が認めている排出枠の活用です。

EU域内で排出量が基準を超えたメーカーは、基準以下に排出をとどめたメーカーからその分を枠として購入できます。

大量購入などの交渉で安く枠を調達できれば、罰金よりも支出が少なくなる可能性もあります。

テスラは20年4~6月期決算で、前年同期比約4倍の4億2800万ドル(約453億円)の排出枠の販売額を計上しました。これは全体の売上高の7%を占めます。

電気自動車か低燃費のガソリン車かはたまた水素自動車か。

各社は罰金を避けるために環境負荷を考慮した自動車を早急に製造することが求められますね。

それでは本日も最後までお読みいただきありがとうございました!

ハッピーくん

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