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2020年9月10日 大林組が全建機を無人化する?

こんにちは。ハッピーくんです。

本日はこの記事です。

大林組、全建機を無人化へ:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO63652580Z00C20A9TJ1000/

大林組が三重県のダム建設現場で「無人工事」に挑んでいます。

建設機械の中でも特に扱いが難しいタワークレーンの自動操縦に取り組み、10年以内にあらゆるメーカーの建機を無人で動かす仕組みを整える計画です。

狙いは労務費削減だけではなく、工事を請け負うゼネコンから、自動化技術のプラットフォーマーへの進化を目指しています。

「タワークレーンを制する者は全ての建機を制する」。大林組で技術開発を担う笹原大介氏はこう話しています。

地面を走るブルドーザーなどと異なり、3次元で精密に制御する必要があります。

扱いが難しい建機を自動操縦するため、大林組は2つの分野でAIの開発を進めているようです。

まずは絶妙な「ハンドルさばき」に関してです。

荷重や風によるクレーンの揺れをAIで検知。7200時間におよぶ熟練オペレーターの操作をクレーンに学習させ、加減速のタイミングを自動で調整できるようになりました。

もう一つは「ルート作成」です。

約2万種の画像をAIに読み込ませ、自動で障害物を見分けて安全に運搬できるルートを導く機能を開発しました。

大林組はこれまで、年間200億円以上を投じて工事現場のデジタル化を進めてきています。

設計図や工事図面、竣工後の改修データを「ビルディング・インフォメーション・モデリング(BIM)」と呼ばれるシステムで管理し、ドローンなどを活用し、地形や障害物を3次元データにする仕組みも整えました。

大林組の完成工事原価は20年3月期(単体)で1兆2134億円。無人化を進めれば原価の10.1%を占めた労務費を削減できる算段です。

しかし、同社が目指すのはさらに先の自動化技術の「プラットフォーマー」です。

ゼネコンの稼ぎ方が大きく変わるのも時間の問題ですね。

それでは本日も最後までお読みいただきありがとうございました!

ハッピーくん


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