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2020年9月18日 飲食業界で残業ゼロ、廃棄ゼロ?

こんにちは。ハッピーくんです。

本日はこの記事です。

〈Nextストーリー ミレニアル新常態の主役〉(4)残業も廃棄もゼロ:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO63998600X10C20A9TJ2000/

京都にあるステーキ丼専門店「佰食屋」は1日100食限定の飲食店です。

開店は11時ですが、ほぼ毎日昼前にその日の分の整理券を配り終えます。

100食限定は2012年の開店から貫くポリシーだそうです。

メニューは看板商品のステーキ丼とハンバーグ定食、おろしポン酢ステーキ定食の3品だけ。

1日の売り上げは10万円強。

しかし、社員の給料や家賃、原材料費などを差し引いても利益が残るそうです。

メニューが少ないので仕込みに時間もかからず、社員全員が午後5時台に帰ることが出来ます。

長時間労働が常態化しているとされる飲食業界にあって、残業ゼロという驚きの働き方です。

社員にもやさしい先進的な働き方が評価され、国の表彰も受けました。

売り上げを増やそうとするから営業時間は長くなり、メニュー数も増える。

仕込みに要する時間は長くなり、残業が増える。

飲食店の事業モデルは負のスパイラルに陥っているように感じたためこのような新しいモデルを貫いているようです。

生活に必要な収入はいくらか。すると世帯収入が500万円あれば十分だと分かった。そこから逆算してたどり着いたのが1日100食だそうです。

通常、飲食店の原価率は3割程度といわれるが、佰食屋は5割。

同価格の競合店より高品質の国産牛を使えるから顧客の満足度も上がる。

原価率が高い分、広告・宣伝費は一切かけないと決めた。

「昨今は個人の口コミが集客には有効。お客さんは必ず付く」。目算は見事に当たった。

「夜も営業すればもっと稼げる」。数え切れないほど助言されたが、信念は曲げない。

開業後、2人の子どもを授かった。

午後6時には帰宅し、夫と2人の子どもの家族4人で過ごす夜の時間は手放せない。

それに100食限定は完全売り切りなので食品ロスがなく、環境にやさしい。

残業ゼロの職場で働きたいと求職者も後を絶たない。

「業績至上主義に背を向けても幸せな暮らしはある」。この言葉は新常態の経済に新たな可能性を示していますね!

それでは本日も最後までお読みいただきありがとうございました!

ハッピーくん

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