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チームビルディングに欠かせない自己開示

新入社員を迎え、またメンバーが入れ替わり、新たなチームで最高の目標達成するためにチームビルディングを丁寧にかつスムーズに仕掛けていくことがリーダーの役割です。チームビルディングに欠かせない自己開示について綴ってまいります。

チームビルディングとは


チームビルディングとは

チームビルディング(Team Building)は、直訳すると「チームをつくる」という意味ですが、個々のメンバーがもつスキルや能力、経験などを最大限に発揮させ、目標を達成できるチームにつくりあげていく取り組みを指す

 ひとりでは達成できない目標をチームとして達成するので、やはり個々のメンバーにどんなスキルや能力があるのか、それらがどんな状況や環境で発揮するのかを早い段階で認知し、共有されることが重要です。

そのためにゲーム性を持たせたチームビルディングの研修などを行ったりもありますが、そのようなまとまった時間が難しくとも、日常業務の中でのコミュニケーションで量と質をも担保しながら行うことはとても有効です。

自己開示がしにくい環境

私もこれまで数々のチームビルディングに関わってきましたが、一番のポイントはできるだけ早い段階での自己開示です。

ちなみに、自己開示とは

自分の考えや気持ち、あるいは生い立ちや人生歴など、個人的な情報を他者に知らせるという意味を持つ、心理学用語です。

つまり自分の個人的なことを相手に話すということで、お互いの理解を深めるためにありのままの自分を伝える自己開示は、重要なコミュニケーションの一つです。

ただ、今の社会は、個人情報やプライバシーの保護に敏感になりすぎたり、ハラスメントの懸念があったり、その上、ワークライフバランスでワークとライフ(プライベート)が完全に切り離されている状況もあり、リアルな人との関わりにおいて「聞いちゃいけないし、言っちゃいけない」という暗黙のルールが増えてきている感もあります。SNSではかなりの個人情報を入力しているのにも関わらず、です。

そのためずっと一緒に、しかも隣で仕事をしているにも関わらず個人的なことは一切知らないということに関して別に違和感を感じることも少なくなっているという状況も多いのではないでしょうか。リモートワークになるとそれがさらに加速されます。

早いタイミングでの自己開示

もちろん個人的な情報で仕事のあるなしが左右されてはなりませんが、個人的な情報を知る=自己開示することでチームの目標達成がスムーズに進む、または新たな展開が広がることもあります。

そのため、リーダーは意図的に早い段階で自己開示しやすい状況をつくることが大事です。自己開示ができるということは、前提として心理的安全性のある状況ということです。

心理的安全性については、以前の記事でふれています。


自分がこのチームでは受け入れらている、認めてもらっていると感じると自ずと自己開示も早くなりますが、それ以前にすべきことはリーダー自身の自己開示です。お互いを知り合う時間を朝のミーティングやちょっとした勉強会などで積極的に量をとって行うことをオススメします。

その際に「◯◯さん自己開示をどうぞ」なんてフリはぜひなさらぬように。気がつくと自己開示していたという風にするのがスムーズです。私はよく朝のミーティングなどで「好きな色とその理由」、「動物に例えると?それはなぜ?」、「この夏に食べたいものは?」、「あの頃の思い出の曲又はアーティスト」なんてことを1日1つ投げかけてお互いの自己開示を進めていました。それが場の心理的安全性にもつながり、結果的にチームビルディングをスムーズにする近道になります。ぜひ、試してみてください。

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