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やるリスクとやらぬリスク

何か行動をすることで、でてくるのがリスク。例えば、それを費やす時間やお金、怪我や事故...もっとも恐れるのが失敗というリスクかもしれません。リスクを恐れるのならば、何もやらないという選択がもっとも良いかもしれませんが、果たして本当にそうでしょうか?やらぬリスクってないのか?やる、やらぬリスクについて綴ってまいります。

リスクとは

リスクヘッジ、リスクマネジメント、リスクコミュニケーション...
リスクと頭につける言葉もいろいろありますが、リスクとは一般的には

危険。危険度。
予想したとおりにうまくいかない可能性。
失敗をしたり損をしたりする危険。

といわゆる「危険」やネガティブなことをさしていて

リスクは、将来への「不確かさ」とその「影響」のこと

事前に想定できる好ましくないことを意味します。ちなみに、OKFORD英英辞典の定義によるとリスクの大小については

リスクは「悪い事象」ではなく「悪い事象が起こる可能性」であり、悪い事象の「重大性」と「可能性」のマトリックスによってリスクの大小が決定づけられることとなる。

すべてリスクを一括にするのではなく、重大性は高いけれど、可能性は低いリスクと、重大性は低いけれど可能性は高いというのを少し切り離して考えることはポイントになるかもしれません。
ちなみに語源であるラテン語「risicare」は

「(悪い事象が起こる可能性を覚悟の上で)勇気をもって試みること」

やることが前提で、そもそもやらぬは入っていないかもしれません。

人はやったことよりもやらなかったことを後悔する

人が行動をする前にあれこれと考えるというのは、脳機能的に当然の働きです。脳は、自らの危険をできうるだけ事前に、かつもれなく察知して回避することで「生」を全うする、痛みを避けるという機能が備わっているわけですから。

新たなチャレンジをする時は特にそうですし、これまで何度かチャレンジをして上手くいかなかったものはその蓄積が大きく制限をかけてきます。私自身も大きなチャレンジとしては、転職をする時、独立する時、新たな事業を興す時、リスクをあれこれと並べたてていました。

今より給料が下がったら、周りの人と上手くいかなかったら、全く稼げなかったら...やるリスクをあげたらきりが無いくらい、結局やらぬ理由探しをしていたなあと。その時に背中を押した言葉は

人はやったことよりもやらなかったことを後悔する

たしかにやらなかったことの方がずっと心の片隅に残っていて、同じ後悔でもやらなかった後悔の方が響くんだろうな〜と。リスクがわかっていれば、最小にする努力と語源どおりに勇気をもって試みる!ですね。

やらぬことのリスク3つ

やるリスクは想像しやすいけれど、やらぬリスクとは何か?と考えてみました。やらぬことのリスク3つ

1.やったことで見える景色に出逢えない
2.自分のさらなる成長に出逢えない
3.やらなかったことをずーっと後悔する

1.やったことで見える景色に出逢えない

やらぬは痛みは伴わないかもしれないけれど、やることで出逢えるヒトコトモノは計り知れないもの。映画「チアダン」の天海祐希演じる顧問の早乙女薫子の名言

「全てをかけて頂点に立ったものだけが見える風景がある。その風景を見てきなさい」

きっとこれなんだろうな〜と。

2.自分のさらなる成長に出逢えない

私たちが成長するのは、いわゆるコンフォートゾーンにいるときではなく、ストレッチゾーンにいる時。いつもの自分に多少なりとものいわゆる「負荷」がかかる状態の時です。変わりたい!成長したいと思ってはいても、行動に移せないのはエコな脳がコンフォートゾーンにいることを結局望んでいるから。やるを選択することでストレッチゾーンに入るのです。

コンフォートゾーンについての記事はこちらから。

3.やらなかったことをずーっと後悔する

やらないリスクの最大はこれじゃないでしょうか。「後悔」という文字が一生つきまとうかもやしれません。これは何も重要な決断を要するものだけではなく、「感謝する」や「謝る」そして「怒る」という日常的なコミュニケーションの中でももちろん多くありますよね。

やるリスク、やらぬリスク、それぞれですが

「いずれにしてもやってみる」

を選んでいけるようにしたいな〜とは自分自身にも育成に関わる上でも大事にしている価値観かもしれません。

やる、やらぬリスクで悩んでいる方は個別セッションをやってみる!オススメです。こちらから

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