朝起きたら、それだけでチャンピオン
東京オリンピックの開会式で、最終聖火ランナーという大役も務めた大阪なおみさん。本当に堂々とした彼女の振る舞いだけを切り取ると、世界一を手にした強者ですが「いつも『私はダメだ』とか、『もっとうまくできたはずだ』と思ってしまいます」と自信のない自分を振り返り、そんな自分を受け入れ、追い込まず前へ進むという決意をTwitterを通して公表しています。
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不十分な自分に気づき受け入れる
人と関わって生きている以上、誰かと比較したり、期待したり、それに応えようと頑張ったり、そして苦しんだり。うまくいく時もあれば、そうでなかったり、嬉しいけれどそれだけでなく、罪悪感も表れたり。自分自身のよいコンディションを保つのは、難しいと感じることもあるかもしれません。
ましてや世界王者となり、注目を一気に集め、すべての言動に対して関心が寄せられる大坂なおみさんへのプレッシャーというと、想像をはるかに超えるものだったでしょう。
5月に全仏オープンの記者会見を拒否した時には、そこだけを切り取って「今どきの...」など批判も殺到していましたが、大会を次々と棄権。自分自身のメンタルヘルスを守るために長い間うつ状態だったとのこと。
この1年間を振り返ってみました...最近、なぜ私はこんな気持ちになるのか自問自答していたのですが、私が心の中で、自分のことを不十分な人間だと思っているからだと気づきました
自分自身に対して「よくやった」と思えず、「ダメだ」「もっとできたはず」と自身を卑下して、自信がもてずにいたことを明かしています。
この「不十分な人間である」に気づけたこと、それを受け入れたことが彼女の大きな分岐点であり、成長であったのではないかと思います。これは大阪なおみさんに限らずわたし達に共通することではないでしょうか。
自分には足りないところがある、不十分な人間である。
完璧に見える人はいっぱいいるけれど、その自身が目指すこうありたい、完璧にというのは常に上にブレていき、それを求めること自体が完璧に近づいているような。
不十分な人間であることを受け入れた時、それを補うか、克服するか、前進するチカラに変わるような気がします。
朝、起きたらそれだけでチャンピオン
大阪なおみさんのそのTweetはこちら
その中で、大阪なおみさんが自分自身を大切にすること、人生は自分自身のものだからこそ自分の価値は自分で決めることと、力強い素敵なメッセージを送っています。
私は自分のことや自分の功績をもっと褒めたたえてあげるようにしたい。私だけじゃなく、みんながそうするべきだと思う
朝ちゃんと起きて、何かを先延ばしにしませんでしたか? それだけであなたはチャンピオンです。 あなたは最高です。
あなたの人生はあなた自身のものであり、他の人の基準で自分の価値を決める必要はないのです。
私はできる限りのことをするよう尽くしてきましたが、それが不十分だったら申し訳ないと思います。でも、期待に応えなくてはと自分自身を追い込むのはもうやめようと思います。
世の中で起きていることを見ていて感じるのは、朝起きられたら、それだけで勝ちなのだということです。それが今の私の気持ちです。
朝、起きられたらそれだけで勝ち!
ここはとても共感ですね。実は私も目覚めた瞬間に感謝することをルーティンにしています。それについてはこちらから。
また、以下の記事には大阪なおみさんのTweetの全文の訳もあります↓↓↓
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