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声をかけてくれるだけで救われる人がいる

毒親に育てられた夫と暮らす妻
幸せパンダです。
実家はマンションで幼少期は同じ
ような年代の家族連れの方々が
住んでいて、年齢が少しくらい
違っても缶蹴りや鬼ごっこ
一輪車、ローラースケート、なわとび
ゴム跳びなどあらゆる遊びをして
遊んでいました。
メンバーが10人以上集まると
かくれんぼとか鬼ごっごとか
すごく楽しいのです。
でもそのうち誰かの家に隠れたり
マンションの外に逃げてみんな
ルールを破りだしてやめるって
いうパターンになるので集まり
すぎてもだめな場合もあるのですが、
トラブルになっても自分達で
解決していました。
すべてを解決できない時は誰かの
お母さんが中に入ってくれてそれ
ほど大きなトラブルもなく、私
には親戚が極端に少なかったので
近所で気軽に異年齢の子供同士で
遊ぶことができて、とてもいい
幼少期を過ごすことができました。

今教育界では縦割りという教育の
取り組みを推進しているところも
増えてきますが、まだまだ親の
反対が多いと聞きます。
自分の子供の園では異年齢の縦割り
制が途中から導入され、先生の説明会
を聞いても結局やってみないと
わからないよねという部分があり
最後は先生を信じることが大事と
思ってある意味お任せしていました。
すると異年齢で育った子供達は
年下の子をおもいやるという素敵な
心が育ち、孤立する子供も極端に
減ってとてもいい環境になりました。
異年齢性の制度を導入してくれた
先生に感謝します。
はじめは私も年上の子にいじめ
られるんじゃないかとか不安が
先行しましたが、経験豊かな先生
たちがいってるんだから大丈夫という
気持ちもあったり新しいことが好きな
私はやってみてほしいという期待も
ありました。
クラスになじめなくて職員室で
過ごすお子さんをみて、それでも
いいよという気持ちもあるけれど
本当は教室で遊んでほしいという
思いもあるし複雑だったのでそれが
どんな形でも教室に戻っている!
あの子っていつも職員室でしか見た
ことがなかったのにと思うとこみ
あげてくるものがあります。

普通を押し付けない先生のやり方も
好きだったけれどやはり教室でしか
体験できないことがたくさんある
からなにげない平凡な日々に何か
心に残る日がきっとあるから教室に
戻るチャンスをくれた先生は素晴ら
しいなと思います。

話は戻りますが、実家のご近所さんは
幼少期から会うといつも声をかけて
くれました。
恥ずかしがり屋な私はお帰りといわれ
てもただいまなんて目の上の人に
失礼かなと考えてただいま戻りました
なんてかしこまって、そんな子供
にもいつも笑顔で挨拶をしてくれた
人がまた大人になっても挨拶をして
くれて、両親のことも気にかけて
くれて様子がおかしいと話を聞いて
くれたり、実家から離れて暮らす私
はすごく助っていると感謝の気持ちを
伝えました。
遠くの親類より近くの他人とはうまく
いったものですよね!
自分には声をかけてくれる人がいる!
誰かが見てくれている!
昔から知っている人だから安心できる。
自分は1人じゃないんだと思えるの
です。
おはよう、こんにちはの一言交わして
すれ違っているだけなのに、その日の
気分が違う、数秒でも知り合いと言葉を
交わすことの大事さを父親から教わり
ました。
幼少期は母から誰かに会ったら挨拶
しなさいと口をすっぱく言われたけれど
こうだからこうしなさいと説明もなし
に怒りながら言われるものだから
私もなんで挨拶しないといけないんだ
ろうなんて思っていた時もありました。
夫はしっかり子供に説明してこういう人
とあういう人はどちらがいい?とか話を
して子供が納得すると高学年になって
成長したこともあるけれど大きな声で
朝の見守り隊の方に挨拶している子供が
誇らしいです。

見守り隊で思い出しましたが、父親に
そんなに暇だったら見守り隊でも
してほしいわというと、それも考えた
けれどもうみんなおるからいいねん
などいうので、やろうと思ったことが
あるのだとびっくりしたのですが、
今度地域の方に相談して参加させて
もらえるか聞いてみようと思います。

父は育児も家庭のことも家計のお金も母に
お任せで、参観も運動会もきてくれ
なかったけれど、見守り隊をして
あの頃できなかった育児をもう1度
してほしいと強く思います。
見守り隊は育児ではないと思うかも
しれませんが、とんでもないです!
どれほどの地域の家庭が喜ぶか
知っていますか?
家の人が先に仕事にいき、自分で鍵を
しめて集団登校もない地域で、1人で
いってらっしゃいも言われないまま
家をでて信号を渡ったり、時には
危ない車の運転にも遭遇したり
そんな小学校までの道を他人でも
いってらっしゃい、家に帰る途中
でもおかえりっていってもらえる
だけで安心するんです。
さまざまな都合があって子供より
先に家をでなければいけない親御さん
は自分の子供をかわいそうだなと
思いながら、でも生きていく為には
仕方ないご家庭がたくさんあるのです。
地域の方の目があれば子供が犯罪に巻き
込まれることも回避できるかも
しれない!
私達は忙しいとつっぱるわけでは
ないけれど余裕はないです。
だから余裕のある父に助けてほしい
あの頃育児に参加してくれなかった
父が他人でいいから何か手助けして
くれていたら私の心が救われるの
です。
本当は運動会もみてほしかったし
参観にもきてほしかったけれど
男は仕事さえしていればいいなんて
思っていたのだからもう過去の
事をいっても仕方がないのです。

介護がはじまって目のまわる忙しさ
だけれど、大事な何かを取り戻す
時間だと思えるとまた頑張ろうと
思います。
自分は頑張っていると褒めて
自分をなぐさめながらまた今日も
実家に帰って親孝行します。



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