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【歌会始の儀】が18日に行われました。

午前10時半から「歌会始の儀」が、皇居・正殿「松の間で行われました。その起源は必ずしも明らかではないものの、鎌倉時代の中期に(800年ほど前)宮中で歌会が行われたという記述があるそうです。明治になって一般の人の歌も披露されるようになりました。全国から寄せられた歌は1万5005首におよび、そのなかから10人が選ばれました。

天皇陛下:御製

コロナ禍に
 友と楽器を
  奏でうる
喜び語る
 生徒らの笑み

皇后さま御歌

皇室に
 君と歩みし
  半生を
見守りくれし
 親しき友ら

皇族や一般の人のなかから、いいなと感じた歌です。
三笠宮彬子さま

器から
 こぼれてしまった
  言の葉を
静かにつつむ
 友の横顔

沈黙ではなく、静かな話し声が胸に伝わります。

毎年、京都のお香の老舗・松榮堂の「御題銘香」を求めています。
写真は、三輪純子さんが描いた包み紙です。

テレビを見ながら香りを聞くのを楽しみにしています。ミニ線香に火をつけました。その瞬間に感じたのは「やさしい、なつかしい、おちついた」でした。古くからの友のように。

みやびでたおやかな時の流れのなかに、日本の伝統文化とすごせた一時間三十分です。ありがとうございました。

来年のお題は「和」です。それを知って、けさ目覚めたときに浮かんできた歌を紹介したくなりました。

友の顔
 昭和平成
  令和へと
語りし言葉
 いまも残れり

「友」と「和」が二つも入っています。でも、どうでしょう…。

琵琶湖のほとりの草庵にて
時を生きる旅人
#エッセー #物語 #歌会始 #天皇陛下 #皇后陛下 #友
#短歌 #地球暦 #ローカル七十二候マラソン

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