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鶺鴒や尾をふり立てて道しるべ

鶺鴒(せきれい)が、自転車で畑にむかう道によくに飛びだします。横の用水路を住みかにしているのでしょう。なわ張り意識が強いのです。

七十二候の【鶺鴒鳴】に入ります。
「せきれいなく」と読みます。セキレイが鳴き始める時候です。一年を72に分ける七十二候の44番目です。二十四節気「白露」の次候になります。9月17日まで。

尾をしきりに上下に振るので「石叩き」ともいわれます。この動きでイザナギとイザナミに男女の交わりを教えたと日本書紀(一書の五)にあります。そこで、「恋教え鳥」「恋知り鳥」という名もあります。神代の話です。

鶺鴒鳴:Sekirei naku “Wagtails sing.”
(sing:鳴く、さえずる) Septembe 13-17

セキレイは雀より少し大きな鳥です。よく見られるのは背黒、白、黄の3種類です。もともとは河原にいた鳥ですが、近ごろは人家の近くにも住みつくようになりました。

セキレイは繁殖期であるこのころに「チチンチチン」と高い音の鳴き声をあげます。その姿と鳴き声はYouTubeで。1分21秒。
https://www.youtube.com/watch?v=P2ojX82CinY

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鳰(にお)の海ヨットのやどる港あり
 波はなめらか風ひやひやと

先日、友人の個展を見に「びわこ大津館 市民ギャラリー」へ。題は「愛のカタチ展」で、会場は透明な愛の光、女性性にあふれていました。
窓の外は、琵琶湖(鳰の海)が広がっていて。どこか寂しげで。秋は深まっていきます。

あなたが幸せでありますように 
琵琶湖を望む草庵にて
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