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冬ごもり保温肌着やモーツアルト

熊は全身を脂肪で包んで、冬眠に入ります。人には暖かくて、しかも薄い肌着があります。いい時代です。

〔自分の句を解説するのは、蛇足かもしれませんが…。
全身が足先まで暖かいと、モーツアルトを聞いているような気持ちに。朝食後に珈琲を飲みながら、そのモーツアルトを聴くのが至高の喜びです〕

七十二候の【熊蟄穴】に入ります。
「くまあなにこもる」と読みます。熊が寒さを避けて穴に隠れ、冬眠するころです。「蟄(ちつ)」には、隠れる、閉じこもるという意味があります。

一年を72に分ける七十二候の62番目です。二十四節気「大雪」の次候になります。12月16日まで。

熊は何か月間も冬眠を続けられます。体内にためこんだ脂肪をエネルギー源として、食物や水分は一切補給しません。体温や心拍、呼吸数を減らし、糞や尿などの排泄もせずに冬をのりきります。その間、メスは出産もして。究極の節約生活ですね。

熊蟄穴 Kuma ana ni komoru
“Bears start hibernating in their dens.” December 12-16
(hibernation;冬眠 den;野獣の住む穴)


思わず、シャッターを切っていました。

     山茶花の
     花透きとほる
     庭に出て
     夕ぐれどきの
     今を見ている

あなたが幸せでありますように 
琵琶湖のほとりの草庵にて 
#エッセー #物語 #旧暦 #七十二候 #熊蟄穴 #山茶花 #俳句 #短歌  

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