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The Shawshank Redemption (ショーシャンクの空に)映画

映画ランキングにむ上位に入ってくる。アメリカの小説家スティーブン・キング原作のショーシャンクの空にです。94年度のアカデミー賞では作品賞を含む7部門でノミネートされていました。
世界中で評価されているこの作品を紹介していきます。

あらすじ

主人公の銀行員アンディ(ティム・ロビンス)は、妻とその愛人を殺した容疑で裁判にかけられてしまいました。アンディは、無罪を主張するものの有罪になってしまいショーシャンク刑務所に収監されてしまいます。今まで普通に生活していたのが、いきなり刑務所での生活が始まってしまいます。刑務所の中は腐敗しており、看守が受刑者に対して酷い仕打ちを行い、かなり過酷な状況でした。元銀行員で優秀だったアンディは、悪徳所長ノートン(ボブ・ガントン)がマネーロンダリングのためにアンディを利用しようと企んでいた。刑務所内で出会った物資密売調達や受刑者レッド(モーガン・フリーマン)とその仲間に出会いがアンディに変化をもたらしていく。その中でアンディが次々に起こして行く奇跡が描かれている。

私もこの映画が大好きで何度も繰り返し観ています。この作品は、スティーブンキングの中編「刑務所のリタ・ヘイワース」が原作となっています。

この映画の監督は実は新人だった!

この映画の監督は、フランク・ダラボンで今まで長編映画を一度も撮影したことのない新人だったのです。
なぜ、この新人が任されることになった理由は、スティーブンの計らいで「新人監督の卵にチャンスの機会を与えたい。」ということでなったそうで、原作の使用料がなんと1ドルだったそうです。
そして、脚本を書き長編映画での映画権が欲しいスティーブンに申し出たところ5000ドル(当時レートで60万円)でフランクに売りました。映画が大ヒットし数年間フランクからもらった小切手を持ち続けていましたが、その小切手を額に入れて本人に返したそうです。そこにはこのような言葉が添えられていました。

        「保釈金が必要になった時に」
                  愛を込めて、スティーブン・キング

この2人の交友関係は今も続きており、他にもスティーブン原作の「グリーンマイル」もフランク監督がメガホンをとっています。この2人でタックを組ませたら右に出るものはいないですね。

右からフランク、スティーブン、トム・ハンクス「グリーンマイル」撮影時


主演の候補に上がっていたあの有名俳優達

この映画で多くの有名な俳優がキャスティングの候補として挙げられていました。その中でも当時から注目されていたのがあの有名なトム・ハンクスでした。しかし、その時に他の映画で主演をすることが決まっていたのが、「フォレスト・ガンプ 一期一会」でした。しかも、その年のアカデミー賞主演男優賞を受賞します。しかし、その後の「グリーンマイル」では、主演として演じ、監督と共演が実現しましたて。
また、トム・クルーズも主演の候補として挙げられていたそうです。台本を合わせるところまで話が進んでいましたが、フランク監督の経験が浅いということで、役を降りたそうです。
個人的には、実際に主演を演じたティムがこの映画の主演の適役だったなと思っています。他の俳優だとティムの持つ独特の雰囲気が出せなかったと思います。

原作では、白人の設定だった。

レッド役を演じたモーガンは黒人ですが、小説の原作ではレッドの役は元々アイリッシュ系の白人で髪の毛の色が赤いという理由からからニックネームで「レッド」と呼ばれている設定でしたが、しかし、製作陣は映画全体で流れるナレーションが重厚で重みのある俳優を望んでいました。その声にピッタリだったのがモーガンだったのです。そして、レッドという役は白人から黒人へと変わりましたが、彼がアイリッシュ系という設定はその原作と同じように残すことになったのです。モーガンの声は設定を変えてしまうほどのいい声の持ち主ということですね。

あとがき
この映画が多くの人から愛されている理由は、「どんな過酷な状況においても希望を捨てない」という所が刺さったからだと思います。自分も人生で辛いことや悩んだ時期はこの作品をよく観ています。
皆さんもこの作品からで多くのことを感じれるのではないでしょうか。

See you next time :)


作品概要
1994年製作/142分/G/アメリカ/配給:カルチャヴィ

監督:フランク・ダラポン
製作総指揮
リズ・グロッツアー デイビッド・V・レスター
出演者
ティム・ロビンス
モーガン・フリーマン
ボブ・ガントン
ウィリアム・サドラー
クランシー・ブラウン
ギル・ベローズ
ジェームズ・ホイットモア


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