和田 康彦(健康経営エキスパートアドバイザー・マーケティングコンサルタント)

あなたの会社でも健康経営を取り入れて、従業員の心身の健康を維持・増進させ、パフォーマン…

和田 康彦(健康経営エキスパートアドバイザー・マーケティングコンサルタント)

あなたの会社でも健康経営を取り入れて、従業員の心身の健康を維持・増進させ、パフォーマンスやモチベーションを向上させて、企業の成長・発展につなげていきませんか。健康経営の伴走・サポートを通じて、明るく、元気で、活力のある日本の中小企業を増やしていきたいと考えています。

最近の記事

中小企業のための健康経営入門

全国の中小企業経営者のみなさんこんにちは。 健康経営エキスパートアドバイザーの和田康彦です。 今回は、中小企業のための健康経営入門というテーマで、いま注目されている健康経営についてわかりやすく解説していきたいと思います。 1.健康経営とはところで最近、 「健康経営ということばを良く聞くようになったけれど、一体どんな取り組みなんですか?」とか 「健康経営の取り組みを始めたいけれど、何から始めていいかわからいので教えてください」といったお悩みの声やご質問を多くいただくように

    • 世界幸福度ランキング2024、1位は7年連続でフィンランド。日本の順位は?

      こんにちは、健康経営エキスパートアドバイザーの和田康彦です。   みなさんは「世界幸福度ランキング」という言葉を聞いたことがありますか。   世界幸福度ランキングとは、国連が2012年より150ヵ国以上を対象に行っている幸福度調査のことです。   調査は、各国の国民に「どれくらい幸せと感じているか」を10段階で評価してもらった調査に加えて、(1)人口あたりGDP、(2)社会的支援(困ったときに頼ることができる親戚や友人がいるか)、(3)健康寿命、(4)人生の選択の自由度(人生

      • 創業5年で新規上場、Z世代から絶大な支持を受けて急成長するアパレル企業yutori(ユトリ)を徹底分析。Z世代に愛されるブランド戦略8つのキーワードとは。

        アパレル企業のyutori(ユトリ)が、2023年11月24日、東証グロース市場に新規上場承認された。(上場は2023年12月27日の予定)。アパレル不況といわれる中、起業から5年目の2023年3月期には、年商24億7千万円にまで成長。同社は、中間流通業者や小売を介さずに製品企画から販売まで一貫して行うD2C(Direct to Consumer)ビジネスを軸に、現在22のアパレルブランドを展開、約70%がオリジナル商品で構成されている。インスタグラムを活用した服の販売等「デ

        • オタクバイヤーの熱量で女性顧客をファンにする!3COINS急成長を牽引する従業員の強みを活かす経営とは。

          300円を中心したおしゃれな商品が並ぶ雑貨ショップ「3COINS」が、今すごい勢いで伸びています。  いつ行っても、店内は女性客でいっぱい。生活雑貨、インテリア雑貨、服飾雑貨、モバイルアイテム、キッズアイテムなど300円で買えるデザイン性の高い商品が品揃えされていて、幅広い年代の女性客が楽しそうに商品を手に取っています。 ▪1年で110億円売上を伸ばしたお化けブランド 株式会社パルグループホールディングスが運営する3COINSは、全国に268店(2023年2月現在)展開し

          女性や運動習慣のない人にターゲットを絞って急成長する、チョコザップの差別化戦略とは。

          RIZAPグループ(東京都/瀬戸健社長)が運営する会員制トレーニングジム「chocoZAP」(チョコザップ)が女性顧客や運動習慣のない人を取り込んで急躍進しています。 チョコザップがサービスを開始したのは22年7月のこと。フィットネスジム業界では異例の急成長を遂げ、23年9月末時点で会員数は83万人、店舗数は1026店とスピード成長を遂げています。  ▪運動習慣のない人や女性にターゲットを絞って差別化すでに世の中に多くのトレーニングジムがあるなかで、チョコザップが大きく差

          女性や運動習慣のない人にターゲットを絞って急成長する、チョコザップの差別化戦略とは。

          森林を舞台にした「体験型ウェルビーイング研修」でリフレッシュしませんか。

          奈良県東吉野村で古民家ワークスペースを運営する株式会社Rebe(代表 狩野良太)は、2023年10月1日より、東吉野村の大自然を舞台にした、新しい「体験型ウェルビーイング(心身の健康や幸福感)を高める企業研修」のサポートを開始しています。 ▪幸福感の高い人は、そうでない人に比べて創造性が3倍高く、生産性は31%、売上は37%も高い。このところ、心身の健康や幸福を意味する「ウェルビーイング(Well-being)」が、産業界で注目を集め、経営方針に掲げる企業が日本でも増加して

          森林を舞台にした「体験型ウェルビーイング研修」でリフレッシュしませんか。

          機能的ベネフィット、情緒的ベネフィット、自己実現ベネフィットで女性を笑顔にしよう

          前回は、、顧客を創造し、維持するために重要なキーワードは「価値・ベネフィット」であるというお話をしました。 https://note.com/happybranding/n/na60331a27826 「価値」はどちらかというと企業視点からの見方、「ベネフィット(便益)」はどちらかというと顧客視点からの見方ととらえることができます。 今回は、このベネフィットについてもう少し詳しく整理していきましょう。 機能的ベネフィットと情緒的ベネフィット商品やサービスが顧客に与えるベ

          機能的ベネフィット、情緒的ベネフィット、自己実現ベネフィットで女性を笑顔にしよう

          消費者はモノではなく「価値=ベネフィット」を買っている

          前回は、マーケティングとは、「顧客を創造し、維持するための活動」であることをお話ししました。 https://note.com/happybranding/n/n270326a4aa3c 今回は、顧客を創造し、維持するために重要なキーワードをお話ししたいと思います。 そのキーワードとは、ずばり「価値」です。あなたもふだん何気なく「価値」ということばを使うことがあると思いますが、「価値」についてきちんと把握しているでしょうか。 女性にとって「化粧品」の価値とはたとえば、化

          消費者はモノではなく「価値=ベネフィット」を買っている

          マーケティングとは「顧客を創造し、維持する活動」である

          最近は、「マーケティング」ということばをよく使うようになりました。 ただ使う人によって、広告宣伝のことをマーケティングと言ったり、調査のことをマーケティングと呼んだりと、そのとらえ方はまちまちです。それでは、社内の意思の統一もはかれません。   今日は、ふだんから何気なく使っている「マーケティング」ということばのとらえ方について整理しておきたいと思います。 マーケティングの定義はさまざまマーケティングの定義には様々なものがありますが、マネジメントの発明者ともいわれる経済学者

          女性が消費の8割を主導する時代。女性顧客を理解するための5つのポイント。

          私は、30数年間にわたって、女性向け通信販売会社「千趣会」で商品開発やメディアプロデュース、マーケティングやブランディング業務、女性のライフスタイル研究に携わってきました。 その中でひたすら考えてきたことは、どうすれば女性のこころをつかんで、女性顧客を増やしていけるかということです。今振り返ると、それは小さな実験の積み重ねだったといえます。 チームや自分なりに仮説を立てて、商品デザインやネーミングを工夫する。カタログやECメディアの写真の撮り方を変えてみる。プロモーション

          女性が消費の8割を主導する時代。女性顧客を理解するための5つのポイント。

          ルルレモンに学ぶ、顧客とのつながりを育てながら強いブランドに成長させる方法。

          みなさんこんにちは。和田康彦です。 新型コロナウイルスの影響で、世界中の健康意識が高まっています。体力がないと命の危険につながると感じる人々が増加し、事態が収束した後も、健康を重視する動きは続くと思われます。 ころでみなさんは「ルルレモンアスレティカ」という会社をご存知ですか。女性にはご存知の方が多いと思いますが、男性にはまだあまり知られていないのではないでしょうか。 ルルレモンは、1998年、チップ・ウィルソンがカナダのバンクーバーで創業したアスレチックウエアのブランドで

          ルルレモンに学ぶ、顧客とのつながりを育てながら強いブランドに成長させる方法。

          Z世代の4割は、ネット通販を利用しない「リアル店舗派」。 学生アンケートから見えてきたファッション商品の購入実態。

          みなさんこんにちは、和田康彦です。 私は、京都精華大学で「ライフスタイル論」を担当しておりますが、このたび18~22歳のZ世代の学生293名を対象にファッション商品の購入に関するアンケート調査を実施しました。その結果、デジタルネイティブ世代といわれているZ世代の4割が、ネット通販は利用せずにリアル店舗で購入していることが明らかになりました。(調査期間:2021年6月23日~7月14日、WEBでの自由コメント調査) ※Z世代:1990年中盤~2000年代序盤に生まれた世代。

          Z世代の4割は、ネット通販を利用しない「リアル店舗派」。 学生アンケートから見えてきたファッション商品の購入実態。

          コロナ疲れを癒す、北欧発「ヒュッゲ流ライフスタイル」

          みなさんは「世界幸福度ランキング」という言葉を聞いたことがありますか。 世界幸福度ランキングとは、国連が2012年より150ヵ国以上を対象に行っている幸福度調査のことです。 調査は、各国の国民に「どれくらい幸せと感じているか」を10段階で評価してもらった調査に加えて、(1)人口あたりGDP、(2)社会的支援(困ったときに頼ることができる親戚や友人がいるか)、(3)健康寿命、(4)人生の選択の自由度(人生で何をするかの選択の自由に満足しているか)、(5)寛容さ(過去1か月の

          あらためて「新しい生活様式」に切り替えていこう!

          新型コロナウイルス感染拡大に歯止めがかからない状態が続いています。私は、京都精華大学で「ライフスタイル論」という授業を担当していますが、昨年5月4日に専門家会議から提言された「新しい生活様式」には、withコロナ時代に私たちが生き抜いていく「知恵」が凝縮されていると感じました。 しかしながら、「新しい生活様式」の提言から1年半がたったいま、提言内容は形骸化し、政府やマスコミもほとんど「新しい生活様式」ということば自体を発信しなくなっているような気がします。 キリンホールデ

          デジタル時代に対応した 日本的ファッションニューリテール戦略の未来 ―カスタマーファーストを実現するOMOビジネスモデルの一考察―

          みなさまこんにちは。 本日は、デジタル時代に対応した日本的ファッションニューリテールの未来 ―カスタマーファーストを実現するOMOビジネスモデルの一考察―というテーマで発表させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 まず、今回の研究に至った背景と目的を話させていただいた後に、先行研究および先行研究から得た私なりの知見を述べさせていただきます。 (本投稿は、2020年9月12日に開催された、日本ダイレクトマーケティング学会第19回全国研究発表会で発表した内容です

          デジタル時代に対応した 日本的ファッションニューリテール戦略の未来 ―カスタマーファーストを実現するOMOビジネスモデルの一考察―

          日本にはまだ、女性という可能性がある。

          2020年5月15日付の日本経済新聞に 「日本にはまだ、女性という可能性がある」 というキャッチフレーズで15段広告が掲載されていました。 「日本は今、岐路にいる。 これまでとは違う社会へ進むか、 元の社会へ戻るか。 新しい可能性を試すか、諦めるか。 鍵となるのは女性の力。 だから今こそ、 ステレオタイプと戦いたい。 古い考えに潰されてきた可能性を見つけ、 生かしていくために。 まずはこの国の大きな課題 ジェンダーのことから。 日本を変えるなら、き