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逆境に変革を齎すデザインの力

新型コロナによる逆境・停滞期だからこそ経営者としてやるべきことがあります。それは、「今は守りの体制で静かにして次の機会を待ちつつ、内部を鍛え直し変革する」ことです。

1.孫子の兵法に学ぶ「動」と「静」

孫子の兵法には次のようにあります。

「其の疾(はや)きこと風の如く、其の徐(しず)かなること林の如く、侵掠(しんりゃく)すること火の如く、動かざること山の如し」(孫子)

敵と戦うためには、「動」と同時に「静」も重要になります。攻める時は風のように疾く、敵地を侵攻する時は燃える火の勢いをもってするが、攻撃を中断する時は林のように静かにして次の機会を待ち、いったん守りに入ったら山のように動かない。つまり、動いてはならない時の軽挙妄動を戒めています。

新型コロナが収まった時こそ、企業にとっては風のように疾く攻め、燃える火の勢いをもって侵攻する絶好の契機となります。

そのためには、
山のように動かず、林のように静かにして次の機会を待っている今こそやるべきことがあります。


2.易経に学ぶ「変革」

易経には次のようにあります。

「窮すれば則ち変ず、変ずれば則ち通ず」(易経)

経営における具体的な変革の切り口として、

・市場変化や消費者ニーズの変化を調査。不確実性の中に介在する確実性ある要素をピックアップ
・企業の基本戦略をプロダクトアウトからマーケットインへパラダイム・シフト
・組織体制を意図的戦略体制から創発的戦略体制へと移行
・限界思考の罠を超える問題児事業の育成(ex. 体験、経験消費の次のニーズを探る)
・マーケットイン型のマーケティング(リレーションシップ・マーケティング)、セリング、ブランディングを再構築
・SNS型の拡散や口コミを活用したネットPR(プロモーション)戦略の見直し
・柔軟性あるデザイン経営を取り込む

などが有効であると言えます。

そして、
いかなる外部変化、内部変化に対しても適応する創発的戦略が可能な組織体制を構築するためには、確固たる揺るぎない中心軸が不可欠になります。

中心軸とは、経営における哲学や思想であり、社員全員が同じマインドを共有出来るように見える化・テキスト化する必要があります。創業者や経営陣と同様の哲学や思想を持つすべての社員は、一人ひとりが社の代表者であり経営者となります。

同じ中心軸を持つからこそ、それぞれで異なる個人のオリジナリティが外枠として生かされ、柔軟性あるダイバーシティやインクルージョンを可能にします。

人間というものは、自分自身のことが一番見えづらいものであり、人間が集まる組織においても自社のことが一番見えづらいものです。これは組織の中心軸となる哲学や思想にも当てはまります。

つまりは、哲学や思想を見える化やテキスト化する際には、創業者や経営者自ら、或いは自社の社員で行うのがベストではありますが、第三者の客観的視点を活かすことも懸命な選択肢の一つであると言えます。


3.見えないものを見える化・テキスト化するデザイナーの力

見えないものを見える化・テキスト化する際の選択肢の一つとして、デザイナーの能力を活用してみるのはいかかでしょうか?

デザイナーとは、ただ単に自分の感性に頼った見た目の美しいものや、理解し難いものを作っている人間たちというイメージを持たれている方が多いと思われますが、決してそうではありません。

市場にある見えないお客様のニーズを汲み取り、それをデザイン(形)にするのがデザイナーのお仕事です。

そうです!賢いあなたは既にお分かりになりましたね!!

見た目は美しいが使いづらいデザイン重視の製品とはプロダクトアウト型、ニーズにマッチした使いやすさが重視された製品がマーケットイン型ということになります。両方ともデザイナーが携わることになるお仕事ですが、前者が「デザイン感性」を必要とし、後者が「デザイン思考」を必要とします。

「デザイン感性」とは、技術や技法のみでは補えないセンスや感覚のことであり、これは残念ながら10代から20代前半くらいまでに意識的に身につけませんと、その後いくら努力しても身につきません。

「デザイン思考」とは、ある種の技法や習慣みたいなものであり、例えば任意の物事 A があったとします。その物事 A を構成している要素(A=B+C+D+…)に一度細かく分解した上で、要素(B+C+D+…)を組み直したり、入れ替えたり、向きや形を変えたりして、全く別の物事 Z(Z=B-C×D+…)へとデザイン(再構築)する思考法のことです。デザイン感性のあるデザイナーの多くはこれを感覚や無意識で行っています。

しかし「デザイン思考」は、感性がなくとも技法としてロジカルに身につけることが可能です。MBA課程で学ぶ問題解決技法とも類似しており、経営者に求められる問題解決能力に活かせるものでもあります。昨今、「デザイン思考」が注目を浴び、更には、先進的な経営者たちがデザインの力に注目し、デザイン経営を経営戦略上の重要な要素であると捉え始めている理由もそこにあります。

多くの経営者の方たちは、いきなりデザイン経営を取り込むことには抵抗もおありだと思われますので、私は次の3つの取り込み方をご提案しています。

・「MBAデザイナー1時間貸切」
・効果実感!!デザインが身近に「 週1デザイナー」
・デザインで経営がスムーズに!「デザイン経営コンサルタント」

「デザイナーにお願いしてみたかったことがある。」
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「社内専属のデザイナーを雇うコストはまだない。」
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今後日本のリーダー企業を目指し、本格的なデザイン投資をご検討中の企業様には、
MBA的問題解決メソッド、デザイン思考、デザイン的感性、哲学的人間学、ICT 等を総合的に活用しデザイン業務中心の「週1デザイナー」よりも、経営的視点に沿った「デザイン経営コンサルタント」をおすすめ致します。

二項動態思考が現況をアウフヘーベンさせ統合的価値へ繋がる新たな思考と解を齎す「デザイン経営コンサルタント」


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デザインで世界を幸せにする
nakayama@jdmri.jp まで

中山兮智是(なかやま・ともゆき) / nakayanさん
JDMRI 日本経営デザイン研究所CEO兼MBAデザイナー
1978年東京都生まれ。建築設計事務所にてデザインの基礎を学んだ後、05年からフリーランスデザイナーとして活動。大学には行かず16年大学院にてMBA取得。これまでに100社以上での実務経験を持つ。



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