ひきこもり経験者、居場所づくり支援 全国6都市で1日講座


#NIKKEI

(以下転載)
ひきこもりの経験者らでつくる一般社団法人「ひきこもりUX会議」は9月から、札幌、福岡など6都市で「ひきこもりUX DAY CAMP 全国キャラバン」と銘打った1日講座を開く。行政や民間の支援者、福祉関係者、当事者らに広く参加を呼びかけ、「居場所づくりのノウハウを共有し、支援の在り方をともに考えたい」としている。

ひきこもりの長期化、高年齢化が進む中、いきなり就労などを目指すのではなく、社会につながる第一歩として、自分のペースで過ごせる居場所の重要性が増している。

こうした場は公的機関やNPO法人などが運営するケースが多いが、費用の工面や当事者のニーズ把握は難しく、都市部に比べて地方では活動拠点が少ないといった課題もある。

キャラバンではUX会議のメンバーとともに、午前中に基本知識を学んだ後、午後のワークショップで具体的な居場所をデザインする。林恭子代表理事は「就労や自立よりも先に『生きていていい』と思える場や人との出会いが必要」と話している。参加費は一般5千円、ひきこもりの当事者、経験者は千円。UX会議のホームページから申し込める。

引きこもり当事者にとって心理的安全性の確保された場所、或いは、「居場所」とは、どのような場所であると言えるのでしょうか?
Doing(就労や自立)よりも、Being(存在自体)が守られる場とは?



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