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学校行事の準備で忙しいので、今年も生徒に授業を作ってもらおうかと思います

担当している学校行事の準備が忙しいです。
最近行事担当はずっとやっているので、ある程度見通しもってやってはいますが、忙しいから早く終わらないかなーとそればっかり。


とにかく忙しい。
そのような状況で、今日授業中に映画を見ながら思いついてしまいました。

そうだ!生徒に授業を作ってもらおう!

毎年6月の恒例になってきました。

1年生は地理的分野「世界の人々の生活と環境」
私が中学時代の恩師の方から学んだ授業方法です。教科書から読み取って自分たちでプリントを作り、発表する形で授業を進めていきます。
寒帯、冷帯、温帯など気候帯ごとにグループを作って発表します。
今は一人一台端末があるので、スライドにまとめて発表します。

2年生は同じことを、 地理的分野「日本の地域的特色と地域区分」でやりました。
山、川、防災、人口などテーマごとに別れて発表する形で生徒に授業をしてもらいました。


3年生でもやりたいな...でも地理は終わってしまったし、公民は政治や経済の仕組みを生徒の授業に任せるのは少し不安だし、どうしよう。

...歴史的分野の「現代の日本」ならいけるのでは?と思いついてしまいました。

以下、今の段階での構想です。

導入(1枚の写真や図を紹介する、課題定時)
テーマ1解説
テーマ2解説
テーマ3解説
全体で考える問い
まとめ(課題に対する結論)

計20分 を2グループずつ毎回発表するイメージです。

例えば、日本国憲法の制定を扱う授業であれば、

導入    新しい憲法の話の資料
課題
日本の民主化にむけて、どのようなことが行われたか?
テーマ1  財閥解体、農地開拓
テーマ2 日本国憲法の制定
テーマ3 その他の法律の変化
全体で考える問い
日本国憲法と大日本帝国憲法憲法との大きな違いとは?
まとめ
民主化を進めるために財閥解体や農地解体が行われ、国民主権、平和主義、基本的人権の尊重を柱とした日本国憲法が定められた。

この流れを生徒がスライド発表で行います。
ワークシートは、
課題
メモ
問いの答え
まとめ
の4枠を作って事前に配っておきます。


最初の2回(日本国憲法の制定、冷戦)は教師が模範を示す予定です。

グループ分けはまだざっくりではありますが、

1 日本の独立
2 冷戦下の戦争
3 高度経済成長
4 貿易摩擦
5 昭和文化
6 冷戦終結
7 バブル経済
8これからの日本

1班5人ぐらいのイメージです。

「現代の日本」単元の授業の流れとしては

1時間目   単元の導入、GHQ(教員)
2時間目   日本国憲法、東西冷戦(教員)

3時間目 個人で調べる
4時間目 グループで調整
5時間目 発表練習
6時間目 1,2班発表
7時間目 3,4班発表
8時間目 5,6班発表
9時間目 7,8班発表
10時間目 単元のまとめ

教科書通りすすめたら12時間設定なので
短縮できてるようなできていないような感じです。

テスト範囲やもろもろの予定を見て調整してみます。もちろん歴史で生徒に全部任せるのは初めての試みです。


過去に地理で2つの単元で生徒の発表による授業をやっていること。

普段から「学び合い」に近い形で、生徒が自分たちで教科書や資料から読み取る授業を毎回していること。


今までの積み重ねがあるので、できるかもしれない!と思っています。
ちょうど夏休み前に大学時代の仲間に実践を発表する時間があるので、今回のチャレンジの内容で発表しようかと思います。


上手くいくか分かりませんが楽しみです!

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