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授業の在り方について生徒と話し合いました

一緒に学校行事などを乗り越えた生徒会メンバーと生徒会室の掃除をしながら1、2時間お喋りしました。

あちらは受験勉強があるだろうし、こちらも授業準備や業務はありますが、もうプラス何時間も話ができるような、楽しい時間でした。
時間に追われる毎日の中で一緒にいて居心地がいいなとか、もっと話したいなとか思える仲間、といった感じでしょうか。

例年、メンバーが変わる中で、メンバー交代の直前にこうしてだらだら話をする時間が何故かいつもあります。名残惜しさもありますが、一緒に何かを乗り越えた、仲間だからこそ深い話をするのが面白いのです。


ここまで来るには、何度もぶつかったし、うまく行かないことがあって全員が怖い顔をしている日もありましたが、結果的にみんな笑顔で語りあえる仲間になりました。

自分は担当教員という立場でしたが、まるでメンバーの一員のような、不思議な気持ちです。
それだけ、今のメンバーに助けられながら、支えられながら、一緒に頑張ってこれたような気がしています。

様々な行事の準備の様子を見ていると、次の学年にも、今の学年の頑張りが引き継がれているようで、大変嬉しく思います。
コロナ禍で、なかなか上級生の理想的な姿をみられなかった学年です。小学校でもリーダー的な活動が十分にできなかったと聞いています。ひとつ役目を果たしたのではないかと思います。


話が戻り、生徒会室での話題。
教育業界に興味がある生徒が話題を提供し、現在の教員と、これから未来の教育に思いを巡らせていました。


中学生目線では、とにかく一人一台端末をガンガン使ってほしいとのこと。
使っていない先生がまだまだ多いから使い方講習会をしたいぐらいだとのことでした。

Azuna先生は、番端末を使ってるし、端末を使うことを目的としているんじゃなくて、ちゃんと授業の目的がしっかりあって手段として使っているのが良い、とのことでした。

当の本人、振り返りシートを配布回収する手間を省くためにスプレッドシートにし、
あとは全員の考えをひらうために、Googleの質問機能を使うぐらいで、あとは思いつきです。
ちゃんと考えて端末を使っていると生徒に評価されているらしく、ちょっと嬉しかったです。


あとは、そもそも授業が、素朴で自然な感じで良いとのことでした。
知識いっぱいもってるから教えるぞー!って感じでなくて、自分たちに基本任せながら、なんとなく適当にまわっている感じが良いとのことです。

それって、教師として大丈夫なの?と聞いたら、
「一見適当に見えるけど、ちゃんと芯が通ってるから大丈夫」だそうです(笑)

ただ教科書を網羅するのではなくて、今日伝えたいのはこの部分!っていうのが、ちゃんと伝わってきていますよ、とのことでした。

私はあまり伝えられてる気がしていないので、不思議なものです。

昨日の記事に書いたばかりですが


最近残業しないために授業準備に手を抜いていたので、それなのに芯が通っているなど言ってもらって、
心から嬉しかったのと同時に、
気持ちが戻ってきたらまた時間をかけて、満足の行く授業ができるように向き合わなきゃなと思いました。


頑張っている先生方に伝えたいのが、自分で思っている以上に先生方がいかに準備をして授業に気持ちを込めているか、ちゃんと伝わっているということです。



話の中盤に生徒から出た言葉。
「教師なんだからいつでも生徒の幸せを願って授業しないとだめなんだ」

どきっとしました。
そんなことをいつも言うかつての同僚がいましたが、私も担任するクラスの生徒の幸せは考えていますが、

授業するときは生徒の幸せを考えるより、社会の楽しさ面白さを知ってもらいたいと思っていました。それが行く行くは生徒の幸せに繋がるような気は少ししています。


もっとちゃんと授業しないとなという気持ちと、
今までの授業でよかったんだという気持ちの両方です。


でも前向きな気持ちになりました。
明日からも頑張りましょう!

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