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単元内自由進度学習ってどうなのか?

なんと、病床で勢いで書いた記事が多くのスキをいただきました!

ありがとうございます!
Azunaさんはやりたいことないんですか?
と言われ、自分がやりたいこととやれることを合わせたらこんな感じでした。


まぁ、iPadの活用も、デザインの勉強も、カウンセリング的なことやコーチング的なことも、今の状況でできるので、オンラインコミュニティやYouTube動画でスキルを磨きながら頑張りたいと思います。

さて、病み上がりではありますが、対面開催で申し込んでいた「単元内自由進度学習」を学ぶ勉強会に行ってきました。



オンラインでも参加できたので、オンラインに切り替えようか迷いましたが、
ちょっと今の闇落ち状態から抜けるために、行こうと思いました。結果、行って良かったです。



同じように闇に落ちかけている方、是非外に出ましょう!


私は普段から『学び合い』に近い形で授業をしています。
近い形というのは、だいぶ自分でアレンジをしてしまっているからです。

地区的に4人グループにして行う学習のことを学び合いと呼んでおり、生徒に伝わるように別のいい方をしています。特定地域にしか広まっていないようで、身バレ防止の為秘密にしておきます。

ほぼ毎時間、『学び合い』に近い形です。
この記事を書いてから1年経ちましたが。かなり定着しました。

簡単にいうと、1時間ごとの自由進度学習です。

導入5分→見方考え方アドバイス5分→学び合い30分→補足5分→まとめ振り返り5分です。

一応先生による講義?は15分から20分近くあります。ワークシートの準備で手一杯で、導入や補足は過去の使い回しか、その場で考えます。
本当は導入での同義付け大事なのでちゃんと考えて授業を迎えたいものです。

これまで3人の方の『学び合い』の授業を見てきて、自分が変えていると大きく分かる部分は2つ。


一つ目は、あまり一人も見捨てない感を出していないことです。最初の頃は、始める前に全員達成がゴールとか、教えることで勉強になるとか、一人の子を気にかけてあげようとかいろいろ話していましたが、
最近は、タイマーに切り替えて「はい、どうぞ」だけです。早く終わるプロが各クラスに数名おり、男女問わず教えに行きます。ネームカードをチェックしながら、順番に教えにいく子も。
いつも一人で固まっていた子も途中で人に聞きに行くようになりました。

当たり前の光景になっているので、毎回言わなくてもいいかなと思っています。

二つ目。先生が解答をチェックする。ベーシックなパターンは模範解答を3枚ほど用意し、終わった人から答え合わせだと思います。

私の場合模範解答は私の頭の中にあり、とんでもなく外れたことが書いてなければOKにしています。毎回模範解答を作るのが厳しいのと、記述の場合は答えが1つではないからです。

私がチェックした、最初10人ぐらいを先生役としてシールをもたせ、チェックをさせています。確か、元々は3人に説明できたら終わり、のような感じだったと思います。

私の方法もマンネリ化してきて、改善したり発展させたりできないか悩んでいました。


そこで、気になったのは単元内自由進度学習です。

実際に実践されている方からお話を聞くと、授業の1時間の使い方は似たような感じでしたが、終わったら本来は次の時間にやる課題に進んでよいというのが大きな違いでした。


一人ひとりがどのぐらい進んでいるかは、スプレッドシートの振り返りでチェックするそうです。

小学校の国語、算数の実践紹介でした。例えばゴールが、物語のリーフレットを作ろうであれば、ゴールに到達するまでに必要なことを自分で決めて進めていく感じです。

最後に成果物を作るなどであればイメージしやすいように感じました。
ある意味美術の作品作りとか技術のものづくりとかって、単元内自由進度学習だよな…と。


この実践が、単元内自由進度学習に近いかと思います。
単元全てを生徒のスライドによる発表にするのですが、発表の日までは自分のペースで進めます。

全てこの形にできれば、わりと教師側としては楽なのですが、全ては難しいというのが現状です。


昨日質問したくてできなかったのが、1時間ごとではなく、単元内で自由進度にするメリットです。デメリットは沢山思いつきました。

①今まで教えに行ってくれていた人たちが次の課題に進むので、教えてもらっていた人が教えてもらえなくなる

②1時間ごとの課題を個々でまとめる時間がとれなくなる

③1つの発問に対して、子供の考えを共有し、深める時間が取れなくなる

④遅れていく子の自己肯定感が下がる恐れが高い(1時間でもネームカードが残っていると顔色が悪くなる生徒がいます)

⑤教材研究が大変

個人的には⑤が一番の理由です。
最初の授業で単元全てのワークシートの用意が必要と思うと辛すぎます。
また、歴史なんかは特に内容が濃いので、単元が始まる前にすべての勉強を予めしておくのは、大変です。地理ならできそうですが…。


特に今の現場は、塾率が高く、単元全てのワークシートを与えたら、1時間で終わらせてしまい…「暇です、何かありませんか?」と聞かれたり、その後仮に5時間ぐらいあるとして、黙々とワークに取り組む姿が想像できます。


個人的には1時間内の自由進度学習が丁度いいかなと思っています。
課題が終わったら、その課題に関する興味があることを調べたり、次の時間の教科書を読んだりする生徒もいますが、そのぐらいが丁度いいのでは?と思います。


地理など、単元によっては、やってみても良いかと思ってはいます。「アジア州」のくくりとか。
歴史であれば、教科書3時間分をまとめて自由進度にするのもありかなとは思っています。
今から近代史に入りますが、戦争の背景→戦争→戦後処理と3,4時間分をまとめて自由進度にするのは面白いかなとは思います。


ただ、やってみても良いかな、ぐらいで具体的なメリットはあまり思いついていません。

単元内自由進度学習や、『学び合い』実践者の方や、興味がある方、いらっしゃいましたら、是非情報交換させていただきたいです。

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