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【オープンリレーションシップ】他人に話して失敗した話

ゲルマン夫とオープンリレーションシップを始めて約数ヶ月。

一般的にはなかなか理解されないシステムだってことはよくわかっていたんだけど、今回はタイトルの通り他人に話して失敗した話を書こうと思う。わかっていてなぜ話したのか。愚かな私。

遡ること1ヶ月。

同僚のクルド人男性と部屋で2人きりになる機会があった。彼は2年程前にクルディスタンからヨーロッパへ移住して来たらしい。彼とはよくお互いの国について話していて、その日彼はなぜか文化の話からセックスの方に話を展開していった。

彼は普段から誠実で真面目な働きぶりで他の同僚からも好かれてたし、私も信頼できる人だと思ってた。私ももう30代だし異性の同僚と下ネタ話すなんて初めてのことじゃないし(日本での会社員時代には珍しいことじゃなかったし)、何より彼はムスリムだからムスリムのセックスライフって興味深いと思って私は嫌な顔せずに彼に話続けさせてしまったの。が、間違いだった。

彼の話によると、っていうか常識でみんな知ってるかもだけど、イスラム教徒は婚前交渉が許されていなくて、彼も26歳で結婚するまでは女性に触ることもなかったらしい(現在彼は29歳くらい)。宗教なのか国のアレなのかは知らないけど、あの辺の国(適当すぎるけど中東のあたり)の人たちって子だくさんで親戚とかも一緒に小さい家に住んでたりするから、思春期の頃溢れる性欲を隠すのが本当に本当に大変だったらしい。今は結婚できたからまだマシだけど、奥さんがセックスに対して積極的じゃないから全然物足りないらしい。

っていう様なこととか、ここには書かないけど色んな具体的な話をしてくれたあとに「君はどうなの?」って。彼は私が既婚であることは知ってるけど、ゲルマン夫とのセックスライフとかゲルマン夫以前に経験があるのかとかに興味津々だった。今思えば気持ち悪い質問。

彼が赤裸々に自分の話をしてくれたから、私も話してもいいかな~と思って彼からの質問は全て正直に答えた。彼はムスリムだけど割とリベラルな考えを持ってる印象で話しやすく信頼できると思ったから。その流れで、実は今夫とは別で付き合ってる人がいるよって話をした。”オープンリレーションシップ”っていう単語は使わなかったけど、制度の説明をしたうえで彼氏がいることを告白してみた。彼なら理解してくれるかもと思ってさ。

でもこれが間違いだった。言った瞬間に彼の表情が変わったの。軽蔑じゃないよ、軽蔑の方がまだマシだった。目をギラギラさせて欲情しだしたの。そして「僕も君と付き合いたい」「僕は初めて会った時から君が好きだった」「キスしたい」「今誰もいないからキスさせて」「服を着てない君の姿はどんなだろう」「今最高にムラムラしてる」「見てよ、勃起してるよ」とか言いだして近寄ってきた。気持ちわる。私がたとえ結婚もオープンリレーションシップもしてなくてシングルだったとしてもアイツと付き合う気は1㎜もないから丁重にお断りした。根は真面目な人だし同僚という関係性から無理やりには手は出して来ず、私の体には指一本も触れさせることなくその場からは無事に逃れることができた。

あれから1ヶ月。奴はいまだに私と付き合おうと頑張ってる。挨拶の時は「ハローエンジェル!」とか言うし、デートに誘ってくるし(もちろん断ってて1回も職場以外で会ったことはない)、デパートで服選んで欲しいとか言うし、いらないって言ってるのに私の分のランチ買ってきたりするし、仕事のあと用もないのに電話してくるし、、一言で言うとウザい。上司にはもちろん報告済みで出来るだけ一緒に仕事しないように配慮はして貰えてるけどそれも限度がある。

本当に失敗したなぁと思う。こんなことになるなんて。はぁ。

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