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定年オヤジの下手の横好き趣味日記 #85 読書 その2

定年後に大事な4K(関係、健康、小遣い、興味)の中で、今回は興味に関する時間の使い方について紹介します。

 以前、時間の使い方として自分が興味を持つ分野・人物を読書で調べてみましょうと紹介しました(#49)。その際は、明治維新で重要な役割を果たしながら無名の薩摩藩士「小松帯刀」について書きましたが、今回は日露戦争や台湾の民主化などで活躍した軍人「明石元二郎」です(トップの写真)。

ロシア侵攻

 ロシアのウクライナ侵攻が始まって1年以上経過しましたが、まだ終息の兆しが見えません。

日露戦争

 120年ほど前に朝鮮半島と満州の権益をめぐって日本とロシアが戦っていますが、当時の国力・戦力ではロシアが圧倒的で日本は不利だと言われていました。
 そのため、日本政府はどのように決着させるかという終わらせ方も並行して進め、米大統領セオドア・ルーズベルトの斡旋でポーツマスでの講和条約締結につなげています。
 
 ポーツマスでの交渉の様子は「ポーツマスの旗」という小説にまとめられています。
 交渉は通訳を介してフランス語で行われましたが、外相の小村寿太郎はフランス語が堪能であったにもかかわらず、それを隠し、ロシア外相が話すフランス語を理解しながら交渉に臨んでいたそうです。交渉術の一つでしょう。

小村寿太郎外相の活躍                          

 日露戦争では、当時ロシア帝政に反抗していたレジスタンスをたきつけて内乱を企て、日本攻撃に集中できない状況を作ったとされる明石元二郎という軍人がいました。

 彼も語学に堪能でしたが、言葉ができないふりをしてパーティなどで情報収集をしていたとか。

 ウクライナ侵攻では、終戦へ向けてのサポート役として、アメリカの関与が薄いようです。中国も動き出しましたが、終息への落としどころを早く見つけて欲しいものです。残念ながら日本にはこの交渉術はなさそうです。

 

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