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定年オヤジの下手の横好き趣味日記 #55 朗読

定年後に大事な3K(健康、小遣い、興味)の中で、今回は興味・健康に関する時間の使い方について紹介します。

声に出して読みたい日本語

 日本語には漢詩の影響や古来の短歌・俳句の5・7・5のリズムがあり、私たちの日常に溶け込んでいます。特に5・7・5で構成された言葉はなじみやすく心地よい音に聞こえます。
 この7・5調は、日本人のDNAに刻まれているのではとさえ思います。

 明治大学の齋藤孝先生の著書「声に出して読みたい日本語」では、7・5調の文章を始めとした、代表的な名文が紹介されています。

 個人的に好きなのは、島崎藤村の「初恋」の冒頭からの文章です。
「まだあげ初めし前髪の林檎のもとに見えしとき・・・」、まさに7・5調です。

7・5調の代表は俳句ですが、正岡子規の「柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺」など有名です。テレビの「プレバト」で俳句人気が高まっていますね。

漢詩の世界も授業で習ったものなど、今でも暗唱できるものがあります。
杜甫の「春望」
「国破れて山河在り 城春にして草木深し」

孔子の「論語」も有名です。
「子曰く、学びて時に之れを習う、亦た説ばしからず乎」

 他にもいろいろ挙げられていますが、声に出すことで、肺の機能を向上させるだけでなく脳に刺激を与え、飲み込む力も高まることが知られています。

 俳優が朗読したCDなどがあり、抑揚や間の取り方など参考になります。
私自身も、子供の幼稚園で紙芝居を読み聞かせたことがありますが、子供たちの反応がすごくて楽しかったことを覚えています。

 自分に向けてのほか、お孫さんに読んであげてもよいでしょう。

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