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#80 やめることを決める練習。

皆さんこんにちは。
サッカー、旅行、読書、Voicy好きのコウチャンマンです。
今回も記事に辿り着いていただき、ありがとうございます。
日々の気付きから、私の学校現場での経験や教育行政という立場から学校を見てきた経験を皆さんのお役に立てたらと思い、記事にしております。

皆さん、ミンスゲームをご存知ですか?
日付の数字の分だけ、何かを捨てるというゲームです。
11月2日なら、2個何かを捨てるということ。
つまり、10月31日なら、31個何かを捨てなければなりません。
Voicyでこの話をしているパーソナリティがいた(けん先生)ので、やってみようと思ったわけです。

ただ、毎日増えていくのはきついかなと思い、毎日1個に変更して実施しています。
これは単に捨てるだけでなく、リサイクルショップに売るということでもOK。
段ボールに溜めておいて、一杯になったら売りに行き、売れなかったものは捨てる。
やりやすい形でやればよいでしょう。

これが実は意外と面白い。
最初の10日間くらいは簡単です。
元々、捨てたいと思うものがありましたから。でも、そこからは気持ちとの戦いです。
『もしかしたら使うかも』『捨てるのもったいないな』と心によぎるからです。
挙げ句の果てには、『捨てるものが見当たらない』なんて思ったりするわけです。

そかで工夫しことは2つ。
①捨てるものが2つ見つかっても一度に捨てない。
たくさん見つかるといい気になって捨てようとするんです。
でも、何事も一つずつです。

②捨てるものは小さなものでOK!
財布にあるレシート、カバンの中でくしゃくしゃになった封筒…こんなものでが 構いません。
整理しようとすると大きなものを捨てないといけないのではという呪縛があります。
でも、これは捨てる練習であって、何を捨てるのかは目的ではありません。
この習慣より日頃から『捨てられるものはないかな?』と考えるようになるんですね。

皆さんもやりやすい形でやってみてはどうですか?

では、なぜ私がこのゲームを始めたのかというと、表題の通りやめることの練習が目的です。

現代の日本の教育で、やめることの練習は行われていません。
どちらかというと、『〇〇のようなことをするといいよ』や『〇〇という方法を試してみよう』と言われることの方が多いです。
〇〇教育というものがこの10年で相当増えましたよね。
一つずつ見ていくと重要なものです。
でも、全部はやりきれません。

何かを始めるなら、何かをやめなければならない。

この練習をしていかない限り、全てが中途半端となり、体も壊してしまうでしょう。
学校ごとに何をするのかを選択し、そこに共感できる学校を子供が選べるようになるとより良いですよね。
同じような学校がたくさんある必要はありません。
子供が選べれば、子供の主体性が育ちます。
途中で考えが変われば学校を変えれば良いのです。

そうすれば社会に出た時に転職等もスムーズに行われ、人材の流動性も起こり、社会も変化に対応できます。
そのためには教育で、何かを止める練習が必要なんです。
そして、教育を変えるためには大人が変わらないといけない。
自分にできることは、誰かを変えることではなく、自分が実行することです。
ということで、自己流ミンスゲームを続けているわけです


最後まで読んでいただきありがとうございます。
皆さんにとって何か気づきがあれば嬉しいです。
それではまた次の記事で!

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