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#101 0リスク回避思考〜完璧主義からの脱却〜

皆さんこんにちは。
サッカー、旅行、読書、Voicy好きのコウチャンマンです。
今回も記事に辿り着いていただき、ありがとうございます。
日々の気付きから、私の学校現場での経験や教育行政という立場から学校を見てきた経験を皆さんのお役に立てたらと思い、記事にしております。

数回に渡り記事にしていたケアンズ旅行記は一旦終了です。
何かお聞きになりたい方はコメントしていただければ、記事またはコメントでお返事致しますね。

今回は考え方について。
日本の教育で良くも悪くも根付いてしまった『リスクをなくす考え方』です。
年末のVoicy対談でもこの話題がありました。
伊藤羊一さんと細野豪志さんの対談です。

前半では細野さんの振り返りを整理して、後半は経済のことがメインテーマとなりました。
その中から不登校や年末に話題となっていた🍰が崩れていた問題になりました。
特に🍰の問題については、崩れたケーキが届いたら悲しいですよね。
多分、私も悲しくなります。
でも、テレビやネットでずっと放送されるくらい騒ぐことなのでしょうか?

ここで潜むのは、リスクのない思考です。
確かにリスクがないことは安心感を生むし、チャレンジしやすいのは確かでしょう。
でも、リスクがないことなんてあるでしょうか?
🍰の話で言うと、誰かに運んでもらうということで自分では崩れないようにすることはできなくなります。
これもリスクですね。
『お金を払っているんだからちゃんとやるべきだ』という声が聞こえそうですが、人間のやることですから失敗はあります。
だって、自分の身に置き換えたら分かりますよね?

『全部成功してましたか?』

私もリスクを背負って話しますが、実は教育現場でも同様のことが行われています。
子供達が失敗しないように事前準備の時間を十分にとって指導する。
悪いことではありませんが、画一的になりやすく突拍子もないことが出にくい。
ただし、安全管理はしやすくなるので学校としては安心感が持てる面もあるのは確かです。
ここで学校が取る立場はどうなるかというと、安全管理がしやすい方を取りがちです。
なぜなら『社会や保護者等が求める』からです。

つまり、社会が変わらないと、そして、私たち一人一人が変わらないと克服できないでしょう。

『誰一人取り残さない教育』響きはいいですが、そんな教育はないですよね。
だからこそ各学校が特色を出して、家庭や子供たちが学校を選べるようにすればいいのです。
全ての学校が、全ての子どもたちに対応した教育をするなんてことは無理です。
この考え方を理解しない限り、崩れた🍰で大騒ぎになる国になってしまう。
マスコミにも言いたいですが、もっと大事なことありますよね。
🍰の話をするくらいなら、政治や経済の話をして、いろいろな人で議論する場を作った方がいいでしょう。
でも、これも視聴率低下というリスクをなくすためなんでしょう。

オーストラリアに行って思ったことがあります。
とてものんびりしていますし、日本のように時間に追われている感じはしませんでした。
昔に行ったヨーロッパでも電車に時刻表もないですからね。
日本に帰ってきて、16個くらいあるリムジンバスのバス停全てで、5分おきにバスが正確に発車していました。
そのため、全員がせかせかと働いていましたね。
恐らく少しでも遅れるとクレームをいう人がいるのでしょう。
でも、5分おきに発車するなんて事故につながらないのかなとも思いました。

ということで、我々が身に付けなければいけないことは『0リスク回避思考』です。
つまり、何をするにしてもリスクはあるんだよと。
もし、本当にリスクを回避したいのであれば、全て自分でやらないといけません。
でも、現代では全部自分でやるのは難しいですよね。
だからこそ、誰かにタスクを委託します。ということは、リスクは必ず発生します。
でも、リスクがあるからこそチャレンジが成功することも教育できるのです。
だからこそ完璧を互いに求めず、うまくいかないこともあるんだというマインドセットでいれば、何か起きても次に何をしようかという思考になります。
つまり、起きたこと(過去)にこだわらなくなるということです。

さぁ、2024年になりましたので、気持ちを新たに前向きに進んでみませんか。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
皆さんにとって何か気づきがあれば嬉しいです。
それではまた次の記事で!

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