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#130 何事も一人では達成できない

皆さんこんにちは。
サッカー、旅行、読書、Voicy好きのコウチャンマンです。
今回も記事に辿り着いていただき、ありがとうございます。
日々の気付きから、私の学校現場での経験や教育行政という立場から学校を見てきた経験を皆さんのお役に立てたらと思い、記事にしております。

久しぶりの投稿となりました。
小中学校現場では、運動会・体育祭シーズンではないでしょうか。
私の住んでいる所では、毎週土曜日は天気も良く、運動会・体育祭日和でしたね。
コロナも落ち着き、元の形に戻した学校、コロナ禍と同じ形で行なっている学校、新たな形にした学校と様々でしょう。
どれが正解はありませんが、各学校の状況に応じて、学校が目的とすることが達成できる形であればどの形でもいいと思います。

今回は、私の経験と今の心境をお話いたします。
これが、何かの役に立てれば嬉しいです。

運動会・体育祭は色々なところで、教員・子供達が役割分担をこなして成立しています。
誰か一人だけで成り立つものではないですね。

私も現場時代には、教員の実行委員長をしたことがあります。
(数学科の私がなぜかやりました!?笑)
教員2年目ということもあり、まっしぐらに頑張っていましたね。
無茶苦茶という言葉通り、好きなように子供達と取り組んでいた記憶があります。

でも、主幹教諭であったり、指導主事になってわかりますが、見守ってくれる人がそこにはたくさんいるんです。
恐らく当時の先生方はヒヤヒヤして私の好きなようにやらせてくれたんだと思います。
本当に素晴らしい職場でした。ストレスフリーでしたね。
そして、子供達が一緒にやってくれるから成り立っているんです。
学校って当たり前にありますが、子供が登校してくれないと成り立たないですからね。
私立の先生方はこのことをよく理解していると思いますが、特に公立の小中学校では忘れがちです。
そう、私たち教員は子供達がいて初めて成り立つのです。

運動会・体育祭の話に戻すと、行事の目的に「人とのつながりを大切にする」や「良い学級づくりのきっかけにする」等の、対人関係について設定している
学校も多いでしょう。
でも、これってどうやって指導していますか?
単純に係活動や練習を繰り返してもその瞬間だけなんですね。

本人の達成したことを意識させることは第一ですが、その達成できた理由には周りの子供の助けが必要だったことを理解させることです。
でも、「Aさんができたのは、Bさんのサポートのおかげですね」と言ってしまったら、Bさんしか自己効力感は向上しないですね。
だから、一人一人できたことをきちんと伝えることが大切です。
このとき重要なのは「順番」です。

「Aさん → Bさん」と話せば、互いに意識することになるでしょう。
これを「Aさん → Cさん → Bさん」と全く関係ないCさんを挟んでしまうと意識されなくなってしまいます。

このように声かけの方法を工夫してみてください。
もしかしたら今週、運動会・体育祭があった学校は週明けにすぐにでも使える技だと思います。

でも、ここで注意です。

1回言ったくらいでは子供達は気付きません。
日常生活の中で繰り返し行う必要があります。
もしかしたら、教員が伝えてしまえば楽かもしれません。
でも、子供が自分自身で気付かないと意味がありません。
そう、子供が気付くまでこちらが仕掛けをする必要があります。
そこが目の前の子供達を見ている先生方の腕の見せ所です。

例えば・・・
総合得点発表した生徒に、「よく泣かずに堂々と発表することができたね」と言った後に、私は別の生徒につかさず言います。
「〇〇さん、タイミングよく得点板の札をめくってくれたね、ドキドキして見ることができたよ」
このような繰り返しでいつか子供達は気付きます。
そうです、繰り返さないと気付かないので、最初は苦しいですよ。
でも、頑張って取り組んでみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
皆さんにとって何か気づきがあれば嬉しいです。
それではまた次の記事で!

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