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言葉選びに物申す!

どうやら私は言葉に敏感だ。
実は前から気が付いていた。
それを誰に言うでもなく、だから何だということでもない。

なのに!
今日はどうしても引っ掛かってしまって、気持ち悪い 😓

キャリア支援の場では、【言語化が大切】と耳にタコどころか唇にタコほど伝えている。
最初からきちんと自分の思いを表す言葉に出会うことは難しい。
そう、言語化は言葉選びのセンスも必要だからだ。

この前置きと何の関係があるのかと思われる方もおありだと思うが、
要は、プロは言葉選びに責任とプライドを持って欲しい!という腹立ちなのか苛立ちなのかが消化できないのだ。

今朝、たまたま流れていたいわゆるワイドショー的な情報番組の中で、扶養控除枠の話題があった。年収106万の壁と130万の壁のことである。
その中で「働きたくても働けないシステムはおかしい」というような言葉が聞こえた気がした。
一生懸命見ていた訳ではないので、一言一句正しいかどうかは定かではないが、“本当に「働きたくても働けない」人に失礼だ😡!” と、私のアンテナが反応した。
ある側面を捉えると一見正しく思えるが、本質的にそうではないと感じたからだ。

私は、今まさに「働きたくても働けない」。病気療養中で思うようにならない自分と日々戦っている。
私など可愛いものだ。罹患するまではやりたいだけ働いて来たのだから。
でも世の中には、様々な事情を抱えて「働きたくても働けない」人が多くいる。
例えば身体に障害のある方は、障害だけでなく社会の不理解も含め、働くことが困難で。例えば介護や子育てのために、「~するべき」「~して当然」という(特に地方には色濃く残っていると感じている)世の中の圧力に押しやられて働くことを諦めている人も。

「扶養控除の枠を外れてしまうと社会保険料を負担するために手取りが減るから」働かないことを自分で選んだのではないのか。
この場合、
「働きたくても働けない」-
この表現は適切なのか…?


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