一生幸せでいたいならなぜ正直でいるべきなのか？

みなさん、こんにちは。
今回この記事を読んでみようと思って
いただきありがとうございます。

この記事は
皆さんにとって何か気づきがあり、
ポジティブな変化が起きることを
促すためのものとなっています。

今回も「世界の学者が語る幸福」という
本を読んで幸福について考えていきたい
と思います。

「幸福になるためには偽りの生活をやめよう」と本の中で語るのはイギリスのクレア・ビーズリー教授です。

皆さんは「一日だけ幸せでいたいならば、床屋にいけ。 一週間だけ幸せでいたいなら、車を買え。 一ヶ月だけ幸せでいたいなら、結婚をしろ。 一年だけ幸せでいたいなら、家を買え。 一生幸せでいたいなら、正直でいることだ。」というイギリスのことわざを聞いたことがありますか？

「正直でいる」ことの重要性は絵本や本などの物語りからたくさん聞かされてきたかと思います。あなたが幸せになるためにもとても大切なのです。今回はなぜ正直でいることが幸せにつながるのか詳しくみていきたいと思います。

クレア・ビーズリー教授はそのことに対する重要な考え方を本で述べているので以下にまとめておきます。

幸せになるためは自分自身、自分自身と他者、自分の言葉と行動に一貫して正直でいることである。正直にふるまうことはあなたが常に行うべきことであり、そのように生きるべきだ。起こりうる全ての結果は、受け入れられ、検証され、共有されるべきである。これには、感情や考えに耳を傾けたり働きかけたりすることが含まれる。感情は友であり、きわめて短い時間感覚で状態を報告してくれるし、周りの世界といかにうまくやっているかを教えてくれる。成功や問題を前もってきづかせてくれるし、行動を微調整することも可能にしてくれる。短い病気で休暇を取ること(多くの労働者はこれを弱気で利己的で怠惰であると考えている)に関する私の研究は、自身の感情に耳を傾けて内面のニーズと一致する選択を行い、実際に病気休暇を取る人々が極めて少ないことを示している。

誠実さには、実際に何か経験した時、それが存在と認識の現状においてあなたに忠実であるかどうかの理解力も含まれる。正直でいるということは、利己的に思ったことをなんでもかんでも口にすることを意味するのだろうか。そうではない。私のある助言者は、あなたが言うことは全て、誠実であるべき、必要であるべき、親切であるべき、という3つの基準のうちいずれか2つを満たすべきことを提案している。

常に正直にふるまうことがそれほど良いことであれば、なぜ私達はそうしないのか。
主な理由は、それが成功だけでなく失敗も認めなければならないからである。多くの社会において、より賢くて正直だと主張する人は、そうでない人よりもしばしば大きな名声と物質的な報酬を得ている。このことは、他の人と同じように彼らが失敗した場合には、弁明できない。問題は失敗のなかには避けられないものがあることである。というのも、自分自身のために何が正しい選択なのかを常に正確に予測するほどの十分な知識を持っている人など存在しない。まして他者のことならなおさらである。だから私達は裕福になるほど自分を賢明であると信じるようになる。負けることを恐れるほど、失敗を悪魔のように考えて、誠実さから遠ざかろうとする。私の経験では、正直な失敗は誤解された友であり、勇気を与えてくれる仲間や先生として歓迎されるべきものである。研究によれば、成功と失敗を公平に扱い、失敗を罰するのではなく、失敗から学ぶことを追究している組織やビジネスは、失敗に不寛容な職場に比べて成功しており、労働者の幸福度も高いレベルにあるという。失敗の共有は、誰もが学ぶ機会になりうるのである。あなたがもし、なんでも知っていて、全てのことを正しい方向に導くことができ、一度も失敗したことがないならば、新たに行くべき場所も学ぶべきこともないだろう。

事実をもみ消した結果、何が起こるだろうか。ストレス状態にあり仕事ができなくなった多くの患者に接した私の経験では、彼らは何が間違っていて何が必要かを知っているのだ。しかし、彼らは、正直でいることの結果は、偽りの人生を送る日々の苦しみよりも辛いと信じているので、真実に気づいているにもかかわらずもみ消してしまうのである。現代医療にしたがって彼らをうつ病や不安症だというレッテルを貼る代わりに、私は、彼らの苦悩は健全であり、不誠実でいることの重荷がどうしようもないほど重くなったために、真実の警報システムが彼らに誠実であるべきだと注意を呼びかけ始めているのだと伝えるようにしている。このような別の見方を提案することは、ほとんどの場合において、開放感と自由の感覚、それに真実の響をもたらす。正直にふるまうことができるように解放されると、偽りの生活をやめることができ、解放的で、正直な失敗者になることができ、または他者の失敗を暴く勇気を持てるようになる。

はい、いかがでしたか。
正直でいることはあなたの内的な世界と外的な世界の調整するのに重要になっているということでした。そして、失敗を学ぶためのチャンスとして受け入れことで私たちは自分で自分を幸せに近づけることができます。

正直に生きることは自分を幸せにするためにもすごく大切なことなんだと感じさせてくれるお話でした。

ライフチェンジ講座では今後も科学的に人生を良くしていく方法も解説してきたいと思っていますので、楽しみにしていてください。

ライフチェンジアドバイザー　理古