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モロッコ旅行記Vol. 7 〜ふっかけてくるガイド〜

ついに、砂漠の中にあるキャンプに到着!

いやー、今日は最高だったねと思ったところに…

いきなり、ガイドの一人が、

「明日、四駆の車で帰るなら、150DH/人で受け付けますよ。今、決めてね」

おいおい、ふざけんなよ、ふっかけてきたな。

詳しく話を聞くと、状況はこうです。

元々、ツアー会社のスケジュールによると、

早朝6:00に出発。2時間ラクダに乗って、途中で登る朝日を見ますが、止まることはありません。ラクダのスピードだと遅くて、時間がないので早く出ないといけないのです。最初からツアー会社から聞いていたので、これは理解できます。

しかし、キャンプに到着して、ツアー会社の関係者がいなくなり、現地のガイドだけになるとまた、彼らの規範でやりたい放題し始めます。

彼らの提案は、

「望めば、明日の朝は、車を出してあげよう。」

朝8時にスタート、30分でキャンプに着くので、途中で綺麗な砂丘に行って駐車して写真を撮れる。(ラクダは止まれないから写真を撮れないことを強調。)

車は圧倒的に楽

この足下を見た提案に、われわれツアー客は揺れます。

というのも、6時間ほどの長いドライブと2時間のラクダ乗りによって、みんなは疲弊し、お腹も空いて判断能力が落ちていました。

私はラクダ派です。

そして、大体こんな感じで別れました。

スペイン人の四人は、車で行こうという気になっていました。もうすでに夜も遅く、朝6時出発ということは、5時半ごろにはご飯も食べて準備をおわらせなければならず、ちょっときついなと思ったみたいです。

アメリカ人は、ラクダが楽しい。フランス在住の日本人夫婦はラクダでいいとのこと。私は、余計な出費もしたくないし、せっかくだからラクダに乗りたいなと思っていました。

よし、これで5人と4人で、別れればいいいやと思ったら、

現在、希望者は四人しかいない…

ガイドは
「6人以上いないと採算を取れないから車を出せない。」
と言い出しました。
「いやなら、6時に集合だ」

おいふざけんなよ、ゴラァ!

ということはラクダ派の誰かが車に移るか、車派の誰かがラクダ派に移るかしないといけません。おいふざけんなよ。

なにより、ここで少し仲が良くなっているツアー客の我々を分断させるガイドに腹が立ちました。マジ激おこぷんぷん丸だろ。

私は、「スペインの四人はたしかに疲れてるから朝早くに起こさせるのはかわいそうだな…」「でも、お金プラスで払うのやだな」と思ってたら、

ガイドはここぞとばかりに、
「他の五人も加えて、九人全員乗るなら、100DH/人だ。」

😡😡😡😡😡😡😡😡😡😡😡😡😡😡😡😡

一気にラクダ派が窮地に立たされます。

車派に2人移動するか、全員車か、ラクダで帰るか…

結局、グダグダ話して、終わらない話し合い。

長いラクダ乗りの疲れた観光客にむけて、車に乗れると言って、甘い申し出をする。いつもやってるんでしょうね。

結局、なんとか交渉して、スペイン人達が多めに払って四人で車に乗ることになりました。ベルベル人ガイドの勝ちです。

六人じゃないと動かない。九人なら割引をしてあげる。
これを提案するタイミングも完璧で非常に厄介でした。

まじでどこまでもビジネスチャンスを見出すベルベル人達には、もはや尊敬?いや、普通に腹立つわ!

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