「ダメ学生」だった私が伝えたいこと。／大学受験のリアル
「心と技術で志望校合格」大学受験コーチふちおです。
本音の志望校合格を目指す高校生、そしてその保護者さまを応援するために「問題を解く技術」と「心の扱い方」についてお伝えするブログです。
■うれしいことがありました。
2023年11月20日。
日本の「Apple podcastランキング」（ハウツー部門）で瞬間的にはありますが、過去最高の「5位」を獲得いたしました！
日々、聴いていただいている皆さまのおかげです。
本当にありがとうございます！
・「文章」なら伝わるけど、音声では伝わらないこと。
・逆に、文章では難しいけど、「音声」なら伝わること。
この両方があると思い、「note」と「podcast」のそれぞれで発信を続けております。
■受験勉強に明け暮れた高校3年間
高校時代は、新潟県内の進学校にいました。
「学校の先生になりたい」といった漠然として目標を持っていましたが、本当の目的は「県外に出たい」という非常に個人的なものでした。
高校がいわゆる「勉強させる」タイプの学校でしたので、
・塾には通わず
・毎日朝5時半起きで（親には感謝しています！）
・平日も1日5～7時間自習が当たり前な生活
を高校入学～大学合格までほぼ毎日続けた生活でした。
高校3年間の青春時代を「勉強」に捧げたといっても過言ではないです。（結果、第一志望の国立大学には現役で通過できました。）
■大学に入って目標を「見失う」
そんな感じでしたので、大学に入った瞬間に勉強に対する「意欲」を失います（笑）
・教師を目指していたはずが、最初の教職科目で「教職をあきらめる」。
・イギリス史を学びに行ったはずが、入学1週間で「倫理学」に切り替える。（この選択は良い選択であったとは感じています！）
・大学4年間はバンドに明け暮れ、「単位ギリギリ」で卒業（就職先も決まっていたので危なかったです…）
なかなかの「ダメ学生」でした。（親に申し訳ないです…）
大学進学の本音が、「田舎から出たい」でしたので、大学で学ぶ目標・目的がなかったことが理由であると今であれば分かります。
■でも、「学びを楽しむ」力は一生もの
ただ、「卒業論文」でカントのドイツ観念論に向き合う時間は本当に楽しかかったです。
「高校の教科書」や「大学の授業」で聴いていたカントの哲学を、自分の興味に従って一つひとつ紐解いて、「そういうことなのか！」と理解していく過程は本当にエキサイティングでした。
ただ、
カントの文章も考え方も本当に難解なので、実際は10％もわかっていなかったと思います。（きっと今でもそうです泣）
でも、
「自分で時間をかけて何かを解き明かす」プロセスが本当に楽しかったと今でも記憶しています。
私自身の人生において、
○「大学受験～卒業論文」にかけて
○自分が興味のある「哲学」に向き合い
○「自ら学び取る」楽しさを得られたことは
「かけがえのない財産」であったと思います。
（この「学ぶ力」で何とかここまで生きながらえることができています。）
だからこそ、
私は一人でも多くの高校生たちに「自分が本当に興味のある学問」に大学で取り組んで欲しいのです。
なぜなら、
「学ぶ力」は、誰にも奪えない一生の財産
になるからです。
そして、
そのためには受験勉強を通じて
①自分の心が「何に興味をもつのか？」を探し続けること
②自分の学び方の「型は何なのか？」を探し続けること
この2つを大切にして欲しいと心から願います。
ただ、
私のこの考え方は、社会全体を何となく包む「学校教育かくあるべし」とはズレていることは十分に理解しています笑。（学歴重視、偏差値重視、良い会社に入るための大学、夢より結果、自分のやり方より確実に結果のでる方法など、「社会の空気感」「社会の価値観」は確かにありますよね…）
だからこそ、
「こんな考え方もありますよ～」
と伝えるために「文章」と「音声」で発信を続けていきたいのです。
「世間の常識」から外れたところから、「社会の変化」ははじまると思います。
微力中の微力でも、私の発信が少しでも誰かのお役に立てればこれ以上の喜びはないと感じます。
一人でも多くの高校生が「いい受験だった。」と受験期間を総括できることを心から願っています。それでは、また次回！
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