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経営だけを進めていくのではなく、地域人としてどうあるべきか


駐車場に大きなボートがドーン!!と存在感を放っている福岡県久留米市長門石にあるボート屋さんcomfort。
釣具・ボート・船外機販売、船舶免許取得、船外機メンテナンスや修理、海や川の「大人の遊び」と言っても過言ではない、ワクワクする店内で釣具屋4代目の楢原実規男さんにお話を伺いました。
現在は、3代目のお父さん、中学校の先輩であるネットショップを構築・運営する原田さんと共に見事なまでの役割分担での経営をされてあります。
音楽好きのお父さんの楽器が置いてあったり、ボート屋なのにかっこいい車が店内に飾られていたりと、すでに何屋かわからない状態でも、コーヒー一杯飲みたくなる店内の空気感は絶妙でクセになりそうです。
 


 
モノをコトに変える
楢原さんー「今の時代、普通の販売業だけでは続けていくのも難しくなってきたし、“モノを売る”のではなく“コトを売る”価値を見出していける店でありたいですね」
資格を取得する“コト”、操縦を教育する“コト”、管理を請け負う“コト”など在庫を持たない“コト”を店舗で受けるベースを持つことで経営を成り立たせるのだそうです。
更に、まちづくりの一環としてダムの再構築と活性化のコーディネート業務を地場の方々と行なっていく“コト”、海や川の楽しさを広める体験企画などの“コト”などの視点など“モノ”と“コト”視点で事業を創造していくボート屋さんcomfort。
豪雨や水害が多くなってきた今、ボート操縦なども日頃からの訓練が必要になってきた機関もあり、指導者としても活躍されています。
 
 
単価が合うかどうか次第
多様な人たちを雇用するということに対しての考え方を聞いてみました。
楢原―「結局、単価が合うかどうか。ボート屋だからと言って専門的な仕事だけではないし、その人に合わせた仕事をつくり出すこともできるし、雇うこともできるけど、利益を上げなくてはいけないから、仕事と単価が合うかどうかだけかな」
どこの企業さんも同じことを考えられるかと思います。
企業としての“利益を上げる”責任と、想いはあっても現実問題の壁を感じました。
 
どんな質問にもストレートに答えてくれる楢原さんは、「雇用できるもんなら雇用するよ」と、経営者の声を伝えてくれたようにも感じました。
 

まちづくりに関わる意識
Comfortの楢原さんとしてではなく、経営者として、父親として、地域の住民として、様々なまちづくりにも関わられてあります。

今はPTA会長として娘さんの小学校で保護者と地域の皆さんと共にマルシェの開催の準備中。
楢原さん−「経営だけを進めていくのではなく、地域人としてどうあるべきか。自分の為ではなく、自分が今何をして何の道筋をつくれるかを考え実行することができて、今後の地域が少しでも良い方向に動いていけば!とは思いますね。」
今までもたくさんのプロジェクトを立ち上げ、新しい価値観や、新しい出来事を自発的に起こしてきた楢原さんの言葉には、子ども達の未来をつくり、担い手となる人材を繋げていく強い意志を感じました。
 


(同社からのメッセージ)
ボートが好きな人、釣具が好きな人、海や川が好きな人、ぜひ一度店舗にお越しください!
〒830-0027福岡県久留米市長門石2丁目2-19
営業時間
【月・火・水・金曜日】10:00~18:00
【土曜日・祝日】10:00~15:00
定休日 毎週木・日曜日
TEL 0942-32-7558 / FAX 0942-32-8920
mail comfort@comfort-830.com
NetShop https://comfort.ocnk.net/

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