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オーストラリアのお葬式

こんにちは。
生あるものにはいつか死が訪れますね。
今日はオーストラリアでのお葬式についてです。

オーストラリアに来て4年が経ちました。その間オーストラリアでお葬式に3度ほど参列する機会がありました。
1つは私と主人共通の友人の身内が亡くなり、友人の為に参列をしました。なので、故人とは深い関係はないです。
あとの2つは、お義父さんの兄弟なので、一応身内のお葬式です。ですが、お義父さんは兄弟姉妹が計12人とたくさん居て、遠方に住んでいたりするので会ったことがあるのは数人.....なのでほとんどの参列者は身内ではあるが、初めましての人がいっぱいでした。

日本では人が亡くなると、基本的にはお通夜があり告別式となりますね。
こちらでは日本でいう告別式だけです。もちろん、故人の信仰宗教に乗っ取ったお葬式です。

私がお葬式で困った事は2つ、服装作法です。
日本なら喪服があるので、そう困る事はないですね。
私は成人してからお葬式に参列する機会がまだ無く、実は日本でも喪服を持っていません。オーストラリアには、喪服はもちろん、スーツも持って来ていませんし、使う必要がないので用意もありません。
なので旦那さんに、何を着ればいいかと聞くと、黄色の花柄ワンピに紺ジャケットでいいよって・・・
えっ?お葬式に黄色?花柄?
待って待って!私、場違いな人になりたくないよ!ってことで、黒ではないけど、無地の紺色ワンピに紺ジャケットに黒色のプレーンパンプスで行きました。
実際に参列者の服装を見てみると、男性はスーツを着ている人もいれば、Tシャツ短パンにビーサンとものすごいカジュアルからスーツと幅が広い。
女性は、私の様な無地で黒・紺などのワンピースの人も居れば、同じワンピースでも結婚式やパーティーなどで着るような明るい色のパーティードレス、あとはTシャツに短パンです。こちらも服装の幅がとても広い。
選ばなかったけど、旦那さんの言う通り花柄ワンピでも全然大丈夫そうでした。

日本では、派手な装いを避け黒い喪服を着用し、数珠にお香典を用意をします。
一方、オーストラリアではとても自由、多種多様です。日本では絶対NGなアニマル柄なんかも全然アリです。(実際にヒョウ柄のTシャツのおばちゃん居ました)

作法についてですが、宗教によっていろいろあると思います。私が参列した3つの葬式では、順番に日本のようにお線香をあげたりはしないですが、入室前にノートがあるので名前を書きました。あと、キリスト教の教えをみな一斉に唱えることと、お祈り(日本でいう黙祷)がありました。
私はクリスチャンではないので、知らなくて当然で、言えなくても問題ないと旦那さんは言ってました。なので、その場は周囲と司会の言葉に合わせて立ち上がったり、黙祷をしました。

戸惑ったのはその2つだけで、あとは大変とかそういう事はなかったです。
お義父さん兄弟姉妹の時は、遠方に住んでいて初めて会う人が多く、身内内でも子供たちなんかは初めて会う親戚も居たりで、お葬式に参列していると同時に、家族顔合わせ会のような感じでした。

日本では人が亡くなった時は、故人への悲しみや感謝が全面です。
こちらでは、もちろん悲しむのは当然なのですが、同時に次の生への門出を祝うという意味合いもある為、悲しみもありますがどちらかというと華やかな旅立ち感の方が強めだと感じました。
お葬式の中身は各宗教に準じた祈りの言葉などや、軍隊に所属していた人だとそういうった事柄に関連した事、家族や友人が故人との楽しい思い出話をしたりします。キリスト教が多いので、参列者はお見送り後は、簡単な軽食を食べながら故人への祈りを捧げます。

まだ、深い関わりのある人のお葬式ではないので、不謹慎ではありますが、私にとってはオーストラリアで生活をするにあたって、良い経験の一つでした。

Thank you for reading!!
Have a nice day♡

 

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