#2) 240127sat 「野生人間」とは何か、解読を始める。と宣言してから早3ヶ月の現状。

2023年10月29日に初めてnoteを投稿し、「野生人間」の解読宣言をしてから3ヶ月が経過した。
「有言不実行」が格好悪いので極力有言しないようにしているが、やってしまった。これに共感できる方は人間社会で浮いている可能性があるので要注意。

この3ヶ月の自分の行動を振り返ると、改めて野生人間だった。

①11月の三連休でディズニーシー→アンバサダー宿泊→ランドへ
 家族と仲が良くないどころか、嫁と険悪な中、予約していたので同行。
 嫁さん家族も一緒に行き、優しく接してくれるので何とかセーフ。
 ドライバー、次男(2歳)のお守り役に徹する。
 正直、夢の国に何の感情もなく、混んでいるので楽しむ感情はない。
 ただ、人間観察が好きなので、この家族夫婦間冷え切ってるな、このカッ 
 プル付き合いたての彼氏が必死な時期だな、彼女はディズニーを純粋に楽  
 しんでるけど彼氏はこの後どうつなげるか必死だな、この友達グループ気
 まずそうな子がいるな、馴染めてなくて一日しんどいけど頑張れ、など次
 男がお昼寝したり、パレードの場所取りをしている間、ずっと観察してい
 た。夢の国を介して見る人間模様がおもしろい。

②クリスマス
 子供2人にプレゼントをあげることもなく、淡々とクリスマスケーキを食  
 べ就寝。つくづくイベントに興味がない。
 このときもクリスマスに気持ちが高まっている嫁、長男(10歳)、そのテ
 ンションに影響されはしゃいでいる次男を観察。
 人生ではしゃいだことがない父親の子供がはしゃいでいる姿を見て、自分
 のDNAの遺伝は半分以下であることを実感。

③年末
 家族の予定に従順に同行。
 外食、浅草寺、アウトレット、温泉と年内はアクティブに同行。
 ただここでも何の感情もなく常に人間観察。
 野生動物も、縄張りを離れれば外敵・獲物に目を光らせる。
 やはり野生人間だと実感。

④年始
 年末は家族の予定に同行したが、常に感情のない夫、全く響かない夫にい
 ら立ちを抑えられない妻との壁があり、年始は存在感を0にすることにし  
 た。仕事始めの1月4日までは、自宅で夫・父親がどこにいるかも家族が分
 からないレベルで気を消し生活。最小限のエネルギーで三が日を過ごす。
 冬眠の才能もあり、つくづく野生人間だと実感。

⑤祖母の葬儀
 1月中旬、今年92歳の祖母が亡くなった。
 子供の頃から仲が良く、祖母の役割を全うしてくれて感謝しているが、や
 はり特に感情はない。母親はじめ実母を高校時代に失くしている父親は、 
 非常に落胆していたが、同調できない。
 秋頃、体調が悪くなり入院、食事をとらず点滴のみ。
 正直、予見は出来ていた。想定の範囲内の事象になぜそこまで悲しめるの 
 か、尊敬してしまう。感情はないが、想像力はあるので、あくまで想定の  
 範囲内「でしょうね」となってしまう。
 通夜、葬式でも祖母の友人、ご近所さん、親戚がたくさん来られ悲しみを 
 共有していたが、毎日何件も日本中で行われている葬儀で、同じような悲
 しみの共有の仕方、似たような故人との思い出話がされているのだと思う
 と、人間はプログラミングされているのではないかと思ってしまう。
 その中で自分はバグなのだと実感。
 そして、悲しみを共感できない以上に冷酷な自分がいた。
 10代で戦争を経験しながらもバブル期に仕事をし、最高に平和な平成・令
 和を老後として生活が出来、ひ孫も3人いる祖母は大往生だ、何も悲しく
 ないではないか。ここまでは共感できる方もいるだろう。
 野生人間はそこからさらに一歩踏み込んでしまう。
 葬儀に参列し故人を偲んでいる方々に対して、自分も92歳まで生き、こん
 なに素敵な葬儀になるとは思うなよ。そもそも90歳を過ぎても健康でいら
 れる、亡くなる前の数カ月間だけ入院したのみなんてことは滅多にない。
 故人に悲しみを馳せているが、50代・60代の方々は次は自分の番だと思い
 なさいよ、自分の葬式までの想定をしておけよ、という内容を会食時にオ
 ブラートに包みながら発言してしまう。
 これが野生人間。
 野生に身を置いているので、自分の死を想定していない、危機感を持って
 いない温室育ちの人間に少し苛立ってしまうのだ。

3ヶ月を振り返るだけでも野性味に溢れている。
どこかの研究機関に正常値から外れた人間の研究サンプルとして自分の人生を提供したいと思う今日この頃。


 

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