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お母さんでいるために

初めまして!
発達障がい(知的/アスペルガー/ADHD)を持つ息子のお母さんです。

「私たちの子どもの足手纏いだ、
 どれだけ迷惑をかけているかわかるか?
 今すぐ園をでていけ」

これは、匿名の手紙に書かれていた言葉。
息子が2歳の頃です。

これをきっかけに、
迷惑をかけない家族に!
障がいがあることが足手纏いなのだから、
迷惑をかけない子に育てなければ…と熱が入ります。

あれから15年、
息子が来年18歳になるのを区切りに、
これまで子育て中に読んだ本📕を処分します。

noteでは、この100冊を超える本から、
学んだり、励まされたりした、
専門家の生きる言葉を紹介していきます。

我が子を無事に育てたい思いから、
私は「NPOの運営する子育てアドバイザー」
「抱っこ法」などで級やライセンスを取得。
真面目に専念するほど、お母さんという皮をかぶった療育者に。

息子が5歳の時に、
こんな気持ちになりました。
「いいなー
 みんな疑問を持つことなく親でいられて」

ただ子供を産んだだけなのに、
ただただ可愛いって気持ちは
どうすればいいんだろう。

良くする子育て(療育)の視点でしか
関われなくなった本音は、

「ただのお母さんに戻りたい」

湧き出た思いに号泣しました。
この時、向き合い方が変わりました。

もちろん、療育は絶対大切です。
ですが、この子にとって一人しかいないお母さん。
そのお母さんから受ける影響が
療育的なものだけだったら?
受け取るチカラが弱いなら、愛着形成への影響は?

お母さんが、
ナチュラルにお母さんでいることのメリットは
大きいです。

だからここでは、支援の手立てや方法ではなく、
お母さんとして役に立ったことを伝えます。

発達障がいを持つ人への
支援法が2004年に制定され、翌年に実施。
息子は2006年生まれなので、
施行されてまもない頃の支援体制は、
手探りの支援も数多かったことでしょう。

発達障がい者支援法が制定されてまもなく20年、
私が経験した子育ては、
まさに支援法の歴史とともにありました。

このnoteが、
どなたかの気持ちを
晴れやかにすることができたら、嬉しく思います。

お母さんでいるために。

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