小さな幸せに拍手を

今日からコラムのようなものを書くことにした。ようなもの、といっても真面目に書いていく。揺るがない精神のもとで言葉を紡いでいきたい。

私は小さいころからあまり心身共に丈夫な人でなくて、未熟児による通院や、てんかん発作の治療を施されていた。それについての精神的な母の気苦労に、幼い私は自分のことを分からず、特別視していなかった。そうして私は小学校時代を過ごした。そして中学受験に挑み、受かった中高一貫校で学ぶことになった。
始業式終了後、私は焦りを覚えていた。今日の放課後までに誰かに話しかけなければならない。緊張した。おとなしそうだけど、しっかりとした友達を作ること、それが一番だ。
とある数人に声をかけた。一人は読んでいた本をきっかけに。もう一人は髪と、そして瞳の色をほめた。
その子たちとはいまでも交流があり、最近、私が遠方に引っ越して結婚したことも心から喜んでくれた。

夫とは知りあって3年ほど経つ。出会った当初は夫のことを知っていくことや、自分たちの持病のことを共有し合い、お互いにそれぞれの生活の間を割いてデートをしていた。夫の優しさに触れるたびに、嬉しそうな笑顔を見るたびに、どんどん私は夫が私の人生に含まれたらいいのに、と思っていったのをいまでも覚えている。

今日は結婚してから初めて、夫のご家族のお墓参りに行ってきた。
ふたりで帰宅後にくっついて昼寝をした。

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