【わたしのジョブ・カード】12,心理学とキャリアコンサルタント
ある新聞社の文化センターで学び出した私。
実は、この文化センターは娘の絵画教室でお世話になっており、
娘の送り迎えで何度か通っていた場所でした。
そんなご縁もあり、こちらの「心理学コミュニケーション」という講座を
受けることになりました。
教室で、授業を受けることは20数年ぶり。自分で勉強したい、学びたいなんて思ったことは初めてで最初はおっかなびっくりしながら受けていました。
教えてくださる先生は、K先生というとても素敵な先生です。
より実践的なコミュニケーションということで、分かりやすく無理なく進めてくださいました。
今でも、K先生とは交流させていただき大変お世話になっております。
月一回の講座に通うようになり、学ぶ楽しさに気が付いた私。
二年目から、少し増やすことにしたのです。
といっても、心理学は学びたかったのでなるべく基礎を学べる講座を探しました。
すると、半年で月に2回学べる心理学基礎講座を見つけたのです。
気持ちはすでに学びたいモード。
文化センターの講座とともに、基礎講座を学び始めました。
心理学の歴史から、学者の理論。実践的に使えるようなテクニックなど、
難しいながらも楽しく学ぶことが出来たのです。
そうしてまた1年が経とうとしていた時、何気なく教室のスタッフの方とお話ししていた時でした。
「あちらの教室では、何を教えられているのですか?」
「あちらは、カウンセラーの資格を取ることができる講座なんですよ。」
その時、何かのスイッチが入った気がしました。
そうだ、資格を目指そうと。資格という翼を手に入れようと。
心理学を生かすことができる資格は、色々とあります。
ドクターは別として、最難関と思われるのは「臨床心理士」や「公認心理師」。
ただ、これは受験資格からして、私のキャリアでは無理ということがわかりました。
学校で教えていただいた、カウンセラーの資格かもうひとつ、キャリアコンサルタントという
資格があることを知りました。
カウンセラーの資格を取るか、キャリアコンサルタント資格を取るか、K先生に相談させてもらいました。
先生は「そりゃ、1も2もなくキャリコンでしょう。国家資格にもなりましたし。ムラセさんなら通りますよ。」と背中を押してもらいました。
それまで、全く無縁に近い世界と思っていたのですが、よくよく考えてみれば
一番最初の船の会社の時に、人事のような仕事をしていて、社会保険労務士を目指そうと思っていたのに、
色々なことに流されてしまい、結局諦めていたということ。
それと、刑務所で感じた支援するという仕事への魅力。
自分のキャリアの中に、あるじゃないかと気が付いたのです。
当時、まだX社で仕事をしていました。正社員でしたので、それなりの収入もありましたし、仕事もそこそこ順調だったのです。
でも、どこかで「何かが違う」と思いながら仕事をしていたのも事実。
定期的な収入があることを活かしながら、学ぶということは大変貴重な体験でしたし、毎日の張り合いにもなりました。
取ったところで、役に立つ資格かどうかはわからないけれど、
少なくとも自分の自信にはつながるだろうと、思ってチャレンジをすることにしたのです。
この時の決断が、後々大きなキャリアチェンジにつながるとは、この時は思いも寄りませんでした。
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