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【ネタバレ注意!】読書感想:『死亡遊戯で飯を食う。 6』

※注意※

 この記事はタイトルにある作品及び同シリーズのネタバレありの感想文となります。内容にもガッツリ触れているので、これから読むという方は今すぐにブラウザバックをしてください。
 雑な妄想、考察等自由に書いています。何でも許せる方向けです。

 1巻について&ネタバレ無しの紹介文章はこちらの方になります。

 また、今回は6巻の感想となります。巻数の程お間違いのないようにお願いします。前巻のネタバレ感想はこちらの方になります。

はじめに

 やっばいやっばいやっばいよ今回! これ読んでる皆様がもう全部読み切った前提でお聞きしますが今回ますが今回マジですごくなかったですか⁈ いや勿論今までも凄かったんですよ。でも今回更にそれを越えてくるクオリティーだったんですよ! 鵜飼先生の底知れなさが更に急上昇したように思われます。今回書きたいことも多いんで前置きはこのくらいにしておきましょう。それでは感想レッツゴー。


感想

メイデンレース(1回目)

 記念すべき幽鬼ユウキの第1回ゲームの様子が出てくるまで随分長かったな。ここまで来ないともうないのかと思ってたもんだから予告で存在知った時から「このタイミングで、マジ⁈」ってなってた。前回の3回目のゲームが実質プロローグだったから今回もそんなノリかな? って踏んでたらガッツリ100Pあったのは嬉しすぎる誤算。

 プロローグで思い出したくないと書かれてて何でいきなり黒歴史扱いされてるとびっくりしたけど最後まで読んでみるとその確かに納得がいってしまう。今のプレイヤー姿からは微塵も想像できないようなピュア・オブザ・ピュア。今までを知っているからこそ傍点だらけのシーンは虚を突かれた。成程、そういうミスリードもありか。才能と運の凄さを思い知らされた。真面目にこのゲームで死んでる可能性も十分あったからなぁ……。そりゃファンもできちゃうよ。

 ゲームについては無説明の中から攻略法を見つけたりそこで発生する駆け引きが良いんだよVS全員初回なんだからちゃんと説明してあげてという2つの気持ちがぶつかり合ってる。というかルール説明が無いゲームの方が多い? しっかりルール説明がなされたゲームがそこまで数出てこない。

 でも〈メイデンレース〉はルール説明無しというのを差し置いても急に命を懸けろと言われて恐怖に煽られる参加者という王道のデスゲームしてて『死亡遊戯』の中では新鮮だったかもしれない。幽鬼や花奏カナデちゃんみたいな参加者もいたからよりパニックというかいつもと違うハラハラ感があったと思う。それにしても静久シズクお姉さまの参加理由が凄い。その勇気を称えたい。やっぱりこういうタイプのゲームにも視聴者側の需要も高いのかな?

スノウルーム(62.5回目)

 読んでて思ったこと「この回の映像化って難易度高そう」。この言葉が何度も頭をよぎるぐらいに文字媒体ならではを突き詰めた回だったように思う。

 最初の突如始まるVS幻影のサスペンスホラーマシマシでこれ模擬ゲームが始まる前に死んでしまうのではと何度思ったことやら。ここ以外でもそうだけど6巻はエージェントさんがナイスすぎる。もう足向けて寝られません。

 そんな緊張感マシマシで始まったスノウルーム。告知時点での予想だと幽鬼と鈴々リンリンさんが1室で取っ組み合いをするのかと思ってました。そんな訳無かった。そりゃそうだよちょっと考えれば分かるじゃん。エージェントさんもずっと心配してくれてたの良かった。さっきのエピソードがあったからより、ね。

 いざゲームスタートとなるともうモニターもとい本に釘付け。ずっと"お相手"予想大会開催してた。というかこれどのくらいの時間で考えたんだろう? ゲーム作家(と言っていいのだろうか……)の才能あると思います。というか殺人ゲームのゲームコンセプト考えてる人ってかなり儲かってそうだよなとか妄想もしてました。で、肝心のお相手予想だったのですが……

  • 本命:御城ミシロさん……純粋に好きなのでまさかの再登場だったら嬉しいなぁ~ぐらいのノリで。そんなことないって分かってたんだけど生死は確認してなかったし。

  • 対抗:古詠コヨミさん……途中の文脈からまさか? と。こっちも完全に願望枠でしたね。またどこかで出てきてほしいなぁ……。

 答えあわせのあの方につきましては自然に候補から外してました! なんでだ! それにしても相変わらずの強さだった。そりゃ白羽の矢が立つよ。

 こうしたちょっとした情報がお出しされると気になって仕方ないんだよなぁ~。幽鬼参戦以前の殺人ゲーム事情が。今も大きな転換点なんだろうけどさぁ、それはそれとして師匠世代とかも気になるんだよ。というか鈴々さんがゲームしてたのって何年前よ⁈ 今回もろにいつぐらいから始まった的な話題があったから余計に気になってるのかも。それこそ黎明期ごろの人だったりする⁈ それにしても鈴々さんよっぽどのガチ勢なんだなということが良く分かる回でした。でもここまでできたからこその決別回だったのかなぁ……と。

全体を通して

 ヤバい今回も書きすぎたのでどうしてもってとこだけ最後に纏めていきます。

 まずはメタ的な話から。鵜飼先生天才ですか⁈ 時系列バラバラに見せかけて1冊の物語としてテーマが共通している構図もだし、幻影の存在を踏まえたゲームの構築もだしその顛末の繋げ方もだし。今回マジでクオリティーが段違いに高かった、マジで。このシリーズまだ2年目だよ⁈ 進化の速度が急すぎない⁈

 あと今回は1人でいるイメージが強い幽鬼にも人間関係があるんだよって話だったなぁという印象が強かったかな? 師匠然り、エージェントさん然り、他の方も巻数の積み重ねと共に少しずつ人間関係の輪が広がってたんだなぁというのがじんわりと伝わってきた。今回まさかの形でエージェントさんのパーソナリティーにスポットが当たったのも大きかった。検査の下りを思い出しちゃった。もっと思い入れが強くなった。そういえば結構最初の方のカラーイラストにプロフィールあったなぁ~懐かしい。これからも傍で支えて下さいませ。

 あと最後にこれだけは書かせて。文章表現良かったよね。特に魔法陣と後ろ髪の所。ラストシーンの髪の下りも含めてジーンときた。師匠がしれっと指摘してくれるのも良いよね。

さいごに

 今回言いたいことが多すぎてこれでも泣く泣くカットした場面がかなり多かったです。もうちょっと計画的に書けるようにしていきたい。

 そして予告見ました第7巻! メンタルケアも一段落したからかなんかすんごいカオスじゃなかった! 何気に貴重な個人情報が出てるし。表の事件が実は繋がっていたとしても3本建てでいつも以上に内容マシマシの確定だしギャグで来てもシリアスで来ても絶対面白いじゃん! うん、やっぱこのシリーズ大好きだ。

 

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