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【ネタバレ注意!】読書感想:『Unnamed Memory』Act.2(4~6巻)

※注意※

 この記事はタイトルにある作品及び同シリーズのネタバレありの感想文となります。内容にもガッツリ触れているので、これから読むという方は今すぐにブラウザバックをしてください。

 また、サムネイルにイラストAC(https://www.ac-illust.com/)様の画像を使用させていただいています。

はじめに

 そういえば最近ネタバレ感想全然書いてなくてごめんなさい! 思った以上に忙しかったんです。あと久しぶりな割に今回かなり変則的な回になります……。個別で詳細な感想書きたいやつも沢山あるんで合間を縫って順次かけていけたらなとは思っております。

 前置きはここまでにして、なぜ今回このような場を置かせていただいたかというとこの『Unnamed Memory』の3巻以降、ネタバレ無しで感想書くのかなり難しかったんです。しかも時期が時期(アニメ放送直前)なのでこれから物語を知る方へのネタバレになってしまう率が高くなりそうでSNSで感想あげるのも辞めておこうと判断しました。

 でも面白かったのは事実。それをどこにも出さないのはもったいないと思ったので今回このような場を取らせていただきました。ということで今から3冊分の感想とその思いの丈をここに書いていきます。

感想

Ⅳ 白紙よりもう1度

 まさかこの巻のサブタイ及びしばしば宣伝文句等で流れてくる「歴史/運命が書き換わる」が何かの例えでもないそのまんまの意味だったとは……。3巻のラストでこれもしかしてティナーシャ400年間王やってんのか? すげーな! とか考えてたけど流石にそんなことは無かった。でもトゥルダールもファルサスもずっとあって良かった。今回の出会い方もロマンスマシマシで良いよね。

 あと今回すんごいインパクトがあったのはティナーシャが魔女じゃなくなったことかな。寝てたこともあって最初の方は雰囲気ガラッと変わったな~という印象だったんだけどこれが段々と前々からにじみ出ていた魔女の少女らしさが前面に押し出されてるのでは⁈ という結論に至った。

 何もかも変わってしまったけど心の根底にあるものとか変わらないことも沢山あってとてもホッとした。特にオスカーとティナーシャの好感度。表面上だけだと「逆転してんじゃん、おもろ」とニヤニヤできるんだけどオスカー自身も彼女が王にならないんだったら……ってなってて叫びそうになった。魔女だったころには存在してなかったこの壁がもどかしい。無理だと分かっててもぶち破ってほしいという気持ちでいっぱいだった。

Ⅴ 祈りへと至る沈黙

 まずこれだけは言わせて。婚約おめでとうございます!!!!! いや~今回は2人の立場が立場だったから結婚ENDは来ないかもしれないと危惧してたけど無事杞憂に終わって何よりだわ。そう思うと魔女の立場ってかなり自由だったんだなぁ。5巻読むときもいつもと変わらずカラーイラストから目を通したんだけど、それが例のシーンだったもんでいきなりのこと過ぎてちょっと混乱してたまである。あとそこに至るまでも最高なんだよ! 塔登シーンでここまで興奮したのは初めてだよ。

 ティナーシャの統治の方針とか実務の様子も沢山見れて良かった。正体にメスが入った2巻以降も王族らしいふるまいの描写はたくさんあったけど本格的なのが見れて満足。初手からか目玉飛び出そうになったけど。あそこは来客の皆様と同じ反応してた。でもそれと同時に時代と国のこと考えてるんだなぁと思わされる。

 ついに現る沈黙の魔女! 正体がもう衝撃過ぎてアニメで姿というかシルエットが出てくるだけで変ににやけてしまいそうになりそう。これが呪いなのか⁈ というかこの関係性予想できた人いる? 伏線というか怪しい箇所はあったけど全て違わずに予想できた人は予言者名乗って良いと思う。取り敢えず出てきても平静を装えるように訓練しなきゃ。

Ⅵ 名も無き物語に終焉を

 ヤバい、今さっき6巻読み終わったとこだから記憶が鮮明すぎて語りたいことが多すぎる。頑張って予定文字数に纏めなきゃ。

 という訳で(多分)完結巻! 今までずっと気になってたものが一気に押し寄せてきた。というかこの世界って分かってるだけでもかなり壮大だな! 全体像が気になりすぎる。

 仕方ないと思いながらも4巻以降音沙汰無かったルクレツィアさんも出てきて嬉しかった! なんかとんでもないことになってたんですけど⁈

 そしてそして今回ついに詳細が明らかになったヴァルト&ミラリスコンビ! ずっと謎の敵キャラだとか思ってすみませんでした(土下座)! 想像以上に辛い事情だったとは。本編で挿入された別ルートだけでも辛かったし、老成ルート示唆からの時読についての流れで胸が張り裂けそうになった。いや呪具がマジで呪いじゃねーか! これは壊したくなるのもやむなし。てか2つある理由もさぁ。

 ラストもどうなるかヒヤヒヤした。取り敢えず2人はしばらく(?)一緒にいられるっぽくてホッとした。いやあの流れから離別は泣き叫ぶどころのモンじゃないよ! ハッピーエンドとはまた違った形かもしれない。だけど「まだ終わってない。2人のお話は続くんだ」と前向きになれたのはよかった(まあ実際続いてるんだけど)。

さいごに

 書けてないこととか心当たりだらけすぎるんだけどとりあえずはこちらを読了報告の代わりとします。折角複数冊の感想纏めて書いたんだし全体を通しての感想も少し書いておきますか。

 Act.1からお馴染みのファンタジーの日常仕立ての時が過ぎつつも時折重要な話が挟まるスタイルはこちらでも継続。だからこそ「これどういうことなんだ?」という疑問に対するワクワク感もあって楽しめました。ラストもどうなるか予想つかずにずっとハラハラしてた。時系列としてはその後の話となる『after the end』及び『Babel』シリーズもどうなっていくのか気になる所。

 そんでもって何よりオスカーとティナーシャの関係性よ! これが運命というものなのか……! 最後の見開きイラスト見た時の達成感と言ったらなんの。あとそこからの章外もズルいと思う。

 ということで言葉足らずな所もございますが『アンメモ』感想は以上となります。関連作品も購入済みなのでゆっくり読んでいく所存です。勿論アニメも。縁がありましたらまたどこかでお会いしましょう。

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