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みっきーのリアル登山者の端書き#797『山の人数制限』

今年山開きから、山梨県側からの富士山の入山人数が4,000人/日に規制されることになりました。
また、入山時間にも一定の制限を付けるそうです。

日本の登山で入山の人数を制限しているのは今回が初めてではないでしょうか。

海外では入山規制をされている山がいくつかあり、登山仲間からは台湾の一部がそうであると教えてもらいましたし、私が新婚旅行で行ったニュージーランドのミルフォードトラックも1日50組までという制限が決まっていました。

私が直接体験したミルフォードトラックでの登山は大変快適でした。
自分たちのツアー仲間以外とはほとんど逢うことがなく、道譲りや場所取りなどの心配をしなくてもよいというのは大きな観光メリットだと思います。

山という環境はその大きさとは比例せず、登山道や宿泊環境はかなりほそぼそとしたものです。
人気の山である槍ヶ岳や八ヶ岳などでは渋滞が発生し、快適な登山の阻害になることがあります。
遥々遠方から来たにもかかわらず、楽しむことができなかったり、或いはトラブルになってしまったりすることは大きなマイナスです。

日本の観光ツーリズムを考える上では、適度な人数調整は今後も検討すべき点でしょう。

たくさん人が集えばいいわけではなく、そこには適切なバランスが存在することを、意識していきたいところです。

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