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みっきーのリアル登山者の端書き#605『住と自然』

人が生きていく中で、「衣食住」は重要な要素となっています。
その中のひとつ、住には私たちが生活する建物が含まれます。

そんな住と自然について注目している著作に出会いました。

伊東豊雄氏の『「建築」で日本を変える』という本です。
https://amzn.asia/d/77xxYrm

伊東氏は日本の建築家であり、「建築界のノーベル賞」といわれるプリツカー賞を受賞された人物でもあります。

実は伊私は伊東氏が作られた建物に一度足を踏み入れたことがありました。

それが岐阜県岐阜市にあるみんなの森 ぎふメディアコスモスです。
木製品好きにはたまらない建築となっている公共施設なのですが、当時は伊東氏については全く知らず、ただただ建物としての木への親しみっぷりに感動していました。

伊東氏は建物を外界と断絶するものではなく、外界と繋がった一体のものとして作り上げることを、近代化された日本社会を是正する建築家としての方法として見出しているようです。
メディアコスモスでいうと、外観が自然と調和したデザインであることもそうですが、機能としても採光・空調・快適さなどについて、出来る限り外自然と調和をした環境システムを意識して作られています。

https://g-mediacosmos.jp/file/20170330102219-e37a68c55470082993a41030a35758309000ab52.pdf

「外界と断絶しない」という考え方は、生物学者の福岡伸一氏の人体における「動的平衡」と同じ視点にあるように感じました。

未来を意識する建築家と生物学者の視点が同じであるということは興味深いですね。
今まで関心のなかった建築の世界ですが、これをきっかけにアンテナのひとつとして取り入れたいと思います。

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