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みっきーのリアル登山者の端書き#668『天体観測』


宿泊登山の楽しみの一つに、天体観測が挙げられることがあります。
都会を離れた、標高の高い世界はより空に近く、普段では見ることができない星空を満喫することができます。

現代社会では、大気の環境や街の明かりのせいもあり、過去よりも星が見えにくくなっているそうです。
遥か昔の人は、現代と違っていつも満天の星空が空にあったわけですが、それに対しての関心が深かったようで多くの文化の中で星々に関するストーリーがあります。
日本の占いでもおなじみの黄道十二星座もそのひとつですし、中国由来でも七夕の伝説が日本に伝わっています。

古代の人たちは目の前にある星空に対して観察を深め、それについて語り継いできました。

夜が明るくなるにつれ、星はだんだんと見えなくなり、黄道十二星座さえつなぐことが難しくなった今では、新しく星座の物語を紡ぐ人たちはほとんどいないでしょう。

現代の人は自然の観察よりも情報が多様化する社会の中から物語を産むことにシフトしているように思います。

星ほど遠くはない、山林河川などまだ身近にある自然環境などについては、まだ観察と関心の目を持っていてほしいと思うところです。

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