襖にメアリー

学校に行きたいけど行けない、でも頑張っている娘と私。 今は過去を思い出しながら少しずつ…

襖にメアリー

学校に行きたいけど行けない、でも頑張っている娘と私。 今は過去を思い出しながら少しずつ投稿しています。

最近の記事

「もう、家から出たくない」

一人で学校の中へ入れなくなってしまった娘。 一緒に学校へ行き、学校へ着くと入り口でモジモジとしている。 そこへ担任が来てくれるけれど、 厳しい表情と強い口調で 「行くよ!」と手を引っ張り、娘を連れて行こうとする。 「嫌だ!嫌だ!」と暴れ泣き叫ぶ娘を担任は抱き、 「お母さん、今のうちに帰ってください!  これは、保育園を嫌がる子のような物ですから!」と言う。 保育園の子と一緒? もう2年生なのに? これでいいのかな・・・と不安に思いながらも、 担任は40代のベテラン先生だか

    • 黒いティッシュ

      厳しくすればするほど、娘は不安定になっていき 家の中で暴れ、 「やめなさい!」と言う夫に娘は 「クソジジー!」 「嫌い!嫌い!嫌い!」 と言い、 終いにはランドセルの防犯ブザーを鳴らそうとして 「助けてー!ここに変な大人がいます!」 と叫ぶまでになりました。 あまりの暴れように、 何かに取り憑かれてしまったのかと心配になり、 お祓いに行こうかと考えたくらい。 でも、まだ家の中だけだし、 学校で暴れなければ、と思っていたある日 学校から突然の電話。 「お子さん

      • 厳しく育てなくては!

        今思えばこの信念はうちの娘にとって間違いだった。 どちらかと言うと、私は厳しい親の元で育った。 厳しければいい子に育つと思っている私の親と 自分は程々にいい子に育ったのではないかと勘違いしている私 だから学校へ行きたくないと言う娘にも 「厳しくしなくては!」 「甘やかしてはいけない!」と燃えた。 「甘えないの!」 「学校へ行くのが面倒だからそう言うんでしょ!」 「ちゃんと学校へ行きなさい!」 そう言う毎日が続いた。 学校の担任からも 「学校に来ちゃえばお友達と一緒

        • ママと離れるのが寂しい

          夏休み明け 小学校2年生の9月の朝 急にそう言い出した娘 「何言ってるの?」 いつも元気に学校へ行っていた娘から急に言われたその言葉に 理解ができませんでした。 「寂しい・・・」 寂しいって、いつも一緒にいるじゃない、急にどうした? 「なんで急に寂しくなったの?」と訊くと、 「なんでかわからないけど、離れるのが寂しいの」と言う娘。 とりあえず一緒に学校へ行きましたが、学校へ着くとなかなか入らない。 無理やり引っ張り、担任の先生を呼ぶことに。 娘はずっと泣いてい

        「もう、家から出たくない」

          自己紹介:はじめまして(2)

          はじめまして(2)の時点で、はじめましてではないんじゃないか? と自問自答しながらもキーを打っていく私に お付き合いありがとうございます。 私には娘がいます。 現在中学生。 彼女は小学校2年生の夏から学校へ行くことが難しくなりました。 それから今日まで本人も家族も奮闘しながら現在に至ります。 苦しかった分、喜びもあり、私が経験したことのない事を 沢山経験させてくれる娘。 これからこのnoteに書くのは主に その娘との内容になっていくのかな。 この世界には同じように辛

          自己紹介:はじめまして(2)

          自己紹介:はじめまして(1)

          はじめまして 襖にメアリーと申します。 襖にメアリーってなに?と思った方 あなたは正しいです。 以前、私は娘にこんな話をしました。 「壁に耳あり障子に目あり」 それを、「壁にミミー 障子にメアリー」と ちょっと英語風な発音で言ってみたり。 ケラケラ笑った娘は、「それいい!」と気に入り 自分でやっているゲームのプレーヤーの名前にしたいと言い出しました。 それから「ママ、見て!」とゲームのプレーヤー名を私に見せてくれた娘 そこに書いてあったのは 『襖にメアリー』

          自己紹介:はじめまして(1)