「もう、家から出たくない」
一人で学校の中へ入れなくなってしまった娘。
一緒に学校へ行き、学校へ着くと入り口でモジモジとしている。
そこへ担任が来てくれるけれど、
厳しい表情と強い口調で
「行くよ!」と手を引っ張り、娘を連れて行こうとする。
「嫌だ!嫌だ!」と暴れ泣き叫ぶ娘を担任は抱き、
「お母さん、今のうちに帰ってください!
これは、保育園を嫌がる子のような物ですから!」と言う。
保育園の子と一緒?
もう2年生なのに?
これでいいのかな・・・と不安に思いながらも、
担任は40代のベテラン先生だから、いろんな子供たちを見てきて
対応してくれるだろう、と思っていた。
・・・今なら言える。
先生、その対応間違ってますって。
でもその時の私は、先生に言われるがまま帰宅しました。
毎日それを繰り返していましたが、
一向に教室へ入ろうとしない娘と
なんとか教室まで連れて行こうと必死だった私。
「ママ、教室まで一緒に行ってあげるよ」と一緒に行くも
教室には入れない。
そんな毎日でした。
なんとか教室に入った日、私が帰宅してから学校から電話がありました。
「お母さん、娘さんがまた暴れています!
学校まで来てください!」
と。
急いで学校へ行き教室へ向かうと・・・
教室の机と椅子をなぎ倒し、
クーピーを折り、
プリントを破り散らし
床へ座り泣き、暴れている娘の姿がありました。
クラスメイトの子たちは娘を囲み、
散らかった物を片付けてくれる子や
「怖い」「あぶねー」と言っている子がいました。
この状況は娘にもクラスの子たちにもダメだ!と咄嗟に思った私は
娘に駆け寄って
「大丈夫!大丈夫だから!」と抱きしめ、
なんとか気持ちを落ち着かせようとしました。
その日は娘を連れて家に帰りましたが、
次の日から娘は
「もう、家から出たくない・・・」
と言うようになりました。
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