見出し画像

在宅ワークのインテリア<1>体にいいチェア&デスクの選び方

SNS等で友達の近況を見ると、関東でデスクワークメインの人はかなり在宅ワーク率が高くなっているようです。在宅ワークで腰痛や肩こりがひどくなった友人から、ワークチェアの選び方の相談を受けました。「高性能な高い椅子の方がいいよね?何かおススメある?」と聞かれたのですが。その友人にレクチャーした内容を、今回のテーマにしました。

まず、「高性能な高い椅子なら体にいい」とうのは間違いです。椅子は人体系家具(アルゴノミック家具)に分類され、個人の体格や好みによって体に合うものが異なります。詳しくは、過去投稿の ”失敗しない家具選びのヒント ~長く使える家具を買いたい時に~” をご覧ください。

じゃあどう選べばいいの?と疑問になるでしょうが。デスクとチェアは微妙な寸法差で大きく使い勝手が変わるので、もう片方の寸法を考慮しつつ選びます。特にポイントとなるのが「差尺」(デスクの作業面と椅子の座面の間の寸法)です。ハーマンミラー(ものすごく高いのに、男性がやたらと好きなイメージがあります!笑)とか、オカムラやKOKUYOの高スペックチェアを選んでも、デスクの寸法と合ってなければ残念ながら全く使いやすくありません。自分がいい姿勢を保てる寸法(使用するPC等のスクリーンの位置等によっても変わります)を実測してみましょう。

腰痛・肩こりに関して言うと、1、作業時に非常にバランスの悪い体勢になっている 2、一部の筋肉に負荷がかかる姿勢を長時間続けている 事から起こる事が多いです。オフィスでは会議で離席して違う椅子に座ったり、移動が多いと自然に軽度な運動ができているのですが。在宅だとどうしても「同じ椅子にすっと座りっぱなし」の状態になりやすいので、腰痛・肩こりが出やすくなります。

改善策として、作業スペースを2箇所以上作るのは効果があります。例えばワークスペースだけでなくダイニングテーブルで作業する時間を作ると、同じ座っていても自然と微妙に違う姿勢になります。スペースに限りがある人だと、昇降式の小型のバーテーブルもおススメです。作業スペースが不要な時に短時間立って作業するだけで、腰の筋肉が使われて腰痛予防効果があります。バランスいい姿勢の為に作業面の高さがとても重要なので、高さを吟味して購入するか昇降式のものを選びましょう。昇降式のものでも、通販で数千円で販売されています。1人暮らしでバーテーブルを置くスペースなんてない!という人も多いと思いますが。ノートPCならベッドの上であぐら+固いクッション(子供用品で、椅子の上に置いて座面をかさ上げできるものがあります)を使って作業するのもありです。

因みにハイスペックのワークチェアは座面や背もたれの細かい微調整ができる為、体格差があってもバランスのいい姿勢が作りやすいです。あと微調整によって異なる作業姿勢を作れるので、自分の体格&デスクに合ったものを選べば使いやすさを実感できると思います。

今後も何回か在宅ワークのインテリアをテーマにした投稿を予定しています。何かリクエストがあれば、お気軽にコメント下さい。気に入ってもらえたら、シェアよろしくお願いします!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?