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【投資に効く有報速読 #5】1分で「 JインベストA」 〜難解な有価証券報告書から要点だけ解説〜

この記事は、有価証券報告書などのIR情報から、投資にあたって「まず知っておくべきポイントだけ」をまとめたものです。
そもそも投資家は、よほど興味がなければIRを見たり投資を検討したりしません。IRや投資以前に、まずは興味を持てる企業を時短で見つけることが目的です。銘柄推奨ではありません。




原則として「会社予想が増益」で、時価総額が大きくない企業からピックアップしています。記事の主旨については、以下のリンクをご覧ください。


ジャパンインベストメントアドバイザー(7172)


「金融機関と連携で独自の金融商品を提供」

東証プライム、時価総額410億円、売上218億円、当期純利益率10.8%、配当利回り2.4%、自己資本比率22.6。ROE5.0、PER17.0、PBR0.8 

有価証券報告書 第18期 決算短信 決算説明資料

2023.12期末現在、リアルタイムではありません
20231.1~202312.31


Q1 どんな会社で、何がいいの?


航空機リース事業が主軸
航空機などのリース事業を主力とし、課税繰り延べメリットの金融商品として好調を維持しています。金融機関との連携を強化し、100%子会社である日本証券新聞を通じて情報提供も行っています。また、退役航空機の部品販売や旅客機を輸送機に改造することで、出口リスクを収益化しています。さらに、人材や後継者不足の課題解決や成長戦略の立案サポートも提供しており、多角的なサービスを展開しています。


Q2 足元の状況は?


中堅・中小企業の経営課題を解決
現在、少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少が中堅・中小企業の経営環境を悪化させ、事業承継などの阻害要因となっています。こうした背景の中、当社は「金融を通じて社会に貢献する」理念のもと、中堅・中小企業の経営課題解決を支援しています。これにより、社会課題の解決と企業価値の向上を両立させる取り組みを進めています。


Q3 業績の傾向は?


前期は為替差益の反動で減益
2024年12月期の業績は、売上が20.9%増加した一方、当期純利益は46.5%減少しました。これは、オペレーティング・リースが2020年以来の50億円を超える一方、前期の為替差益の反動による減益が影響しています。
2025年12月期の予想では、売上が27.3%、当期純利益が82.3%増加する見込みです。堅調なオペレーティング・リース事業とリース付機体のトレーディングなどで、中期経営計画の達成を目指しています。


Q4 今後の見通しは?


積極的な利益目標
課題はオペレーティング・リース事業への高依存度を継続しつつ、事業ポートフォリオを拡充することです。中期経営計画では、航空機ファンド管理のリソースを他のプロダクトにも展開し、事業法人や金融機関の獲得を図っています。2026年度の当期純利益目標は250億円で、これを達成するための戦略を推進しています。多角的な事業展開を通じて成長を目指しています。


ここから先は、有料コンテンツになります。IR情報から読み取れることで最も知っておくべき、「会社予想の信ぴょう性株価のイメージ、注目すべきポイント」がご覧いただけます。

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Q5 予想の信ぴょう性は?


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