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当たり前すぎることに感謝できる視点を持つ 〜おじいちゃんの介護を通して思うこと〜


今、私のおじいちゃんが病気で、薬の副作用の影響か認知症が進んでるのか?という状況で

と言っても、誰かのことを忘れたりするのではなく、
おじいちゃんが見ている夢の世界と、現実の境目がわからず、現実でも夢の続きのまま過ごしている感じ。

金を掘り当てたから車に積んである、と言い出したり
岸田総理といろいろおしゃべりしたり

こうやって書くと、大丈夫か?と思うのですが(笑)
話してるおじいちゃんも楽しそうなので、聞いてる私も楽しく。

認知が進んでる…
もうやばいかな…
もう前のおじいちゃんに戻らないのかな…
など、悲観的に捉えることもできますが、

今日はどこのパラレルワールドにいるのかな?と、
おじいちゃんがいる世界をおもしろく見てみよう!
と決めたら、おじいちゃんの話がおもしろく、会話を楽しんでいます♪

少なくとも、辛い世界にいるのではなく、楽しかったり幸せそうな世界にいる感じなので、それは安心です。

ただ、もうとっくに退職した仕事に行こうとしたり、徘徊が増えているようなので、家族で心配したり、対策を考えないといけないね、と話していたのですが。



今朝、7時半ごろ、おじいちゃんから電話が来て
今、釣りに来てるから!と。

最近はほとんど寝たきりで、ご飯も全然食べられなくなり、1人で出かけるなんてありえない状況なおじいちゃんが、釣り!?!?

母は朝早くからの仕事、
妹は朝早いのでまだ寝てる、
という状況で連絡が取れないので、
心配になった私は車で5分の距離にある実家に慌てて様子を見に行きました。

家に着くと、私の心配をよそに、
テレビをつけて新聞を読み、いつもの朝のルーティンをしていたおじいちゃんの姿にホッとしました。

実は来月、家族みんなで大阪、京都旅行を計画しているのですが、
大阪に長いこと生活していたおじいちゃんは、旅行がとても楽しみなようで、
夢で大阪に行ったら、そのまま現実でも大阪にいる気分のまま過ごしているようなのですが、

今朝も、大阪にいるようで、
お土産はあれ買いたいんだけど時間あるかな?何人分必要かな??
と心配していました(笑)



改めて思うのは、
人間の脳ってすごい!


量子力学の世界では、
この世は全てツブツブでできていて、肉体はそのツブツブを周波数として変換して、現実だと感じることができる波動受信機であり

脳科学では、
目で見たことを脳が変換して、それを現実だと見せている電気信号である

とあるのですが

おじいちゃんの脳が見せている電気信号が、おじいちゃんには現実として体験できていて

私とは見てる世界が違うから、きっと違うパラレルワールドで生活しているんだな、と思っています。

私は専門家ではないので、介護や認知症の知識はほぼないので、これから話すことは憶測なのですが

今日も、自分で着替えて、荷物持って、家の外に出ていて、アパートなのでエレベーターで下に降りて、っていうのは習慣でやっている行動なので何も考えなくてできる=無意識がやる

車に乗るには地下駐車場に行かないといけなくて、でもそこには階段で行かないといけない

きっと、おじいちゃんの無意識は、階段は危険と登録されているので

地下駐車場までの行き方はわからない、とおじいちゃんに指令を送っている

(釣りに行こうとしたけど地下まで行く行き方がわからなかった、と言って家に帰ってきてました)

のかな?と思いまして、
主人を守ろうとする無意識ってすごい!

なんて脳のすごさを感じました。

また、やっぱり私は、前の元気なおじいちゃんに戻って欲しいな、と思うので、夢の世界にいるおじいちゃんではなく、現実の話の続きができる時が嬉しく思います。

☑︎昨日の話の続き、が当たり前にできること
☑︎身体が痛みなく動けること
☑︎他の人のために動ける身体があること
☑︎自分がやりたい!と思ったら、当たり前のように動かせる身体があって
☑︎おもしろかったら笑うことができて
☑︎ご飯が美味しいと感じる健康な肉体があって

おじいちゃんを通じて、
いろんな当たり前だと思っていた、実はとてもありがたいことだった、ということを教えてもらい、感謝の毎日です。

今の、当たり前に過ごしている、退屈かもしれない日常を、
言うこと聞かなくてイライラするけど、愛する家族が、当たり前のようにそばにいて、会話が楽しめること。

全てありがたいことだったんだな。

その宝物のような愛しい日常を、怒りや焦りで取りこぼすことなく、大切に過ごしていこうと思いました。

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