「自分の中に毒をもて」を読んで
マコなりさんがおすすめしていた本というのと、岡本太郎への興味から読んでみたが、割と心動かされることが多かった。
まず、第一に岡本太郎って、パリに住んでいたんだ!笑 という初歩的な知識。それも読み進めてみると明らかになってくる、母親とよく喧嘩したりしていて、一緒に住んでいるとよくないと医者から言われパリに10年くらい暮 らすようになったようだ。
いやいや、なんでパリやねん!もっと他に選択肢あるやろ!笑と思ったが、さすが芸術家、住む場所のチョイスもぶっ飛んでいる。
本の中で印象的なこととしては、岡本太郎は常に自分自身と戦い続けているんだなぁと思った。芸術家として活動して表現することも、教育制度に対する怒りや政治・経済などのシステムへの思いも、そして、恋愛関係についても自分との戦いとして捉えているのではないかと思った。
それに、独身だったらしいが、中盤で語られる、パリ在住時にどんだけ女性と同棲してるねんというツッコミはせずにはいられなかった。笑
日本と恋愛に対する価値観が異なるということもあるだろうし、ノリの良さとかも随分違うように思う。
兎にも角にも、岡本太郎は両親から小さい頃から自由に育てられ、相手にあまりされなかったが、対等に扱われたため、大人にならざるを得なかったのかもしれない。学校などで子供扱いされたりすることも心の底からくだらないと思っていたのではないだろうか。
学校の先生から四の書き順を間違えただけで、全然違うと叱られたことにより、心を閉ざしてしまったことも少しわかるような気がする。
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