【詩】発光

瞼の裏側で、星がちらつく
発光するように、あらわれては消え、あらわれては消え、を繰り返し
きみも、発現してすぐ、僕の闇のなかにのまれていった。
嫌いだったよ、ずっと。
もうそれを、口にすることはできないけれど。
中核にあったはずの心象は、すでに色を失ってしまったけれど。
それでも、無彩色を綺麗と言って、
愛とか嫌悪とか、叫んでくれよ、僕の代わりに。
感情は、一介の電気信号に過ぎないのだと、地球のどこかで誰かが言って、
僕はただ、深く眠ります。



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