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僕の人生、消化試合

ボーナス人生

自分の人生はボーナスステージだと捉えるようになってから、クヨクヨ悩まなくなったかもしれない。
全く辛くないかと言われたら違うが、気は軽くなった。

ちょっと早い定年

いくら頑張っても、定年という終わりがある。
正社員のゴールは実質45くらいだろう。40を過ぎると、だいたい定年から出世が逆算できる。僕はどこかでレールに乗るのが怖かったのかもしれない。「どうせ搾取されて60でポイされることは決まりきってるんでしょ?」
と、心では思っていたのかもしれない。

レールに乗るということは、ゴールが約束されているということだ。
しかし逆に言うと未来が決まっている出来レースとも言える。
僕は能力が足りなくてレールからドロップアウトしたが、能力があってもレールからははみ出していた可能性がある。
どのみち生まれた段階でボーナスステージだったということかもしれない。
それに気付いたのが最近だったというだけで、最初からボーナスステージ。
いや、人間の存在自体がボーナスなのかもしれない。
地球の誕生がボーナスなのかもしれない…。考え出すとキリがないか、少なくとも自分の人生はボーナスステージだと思うことにした。
生まれた段階でボーナスステージ。そして正社員を辞めてからは早々にボーナスステージの定年モード突入というわけだ。

消化試合

オープンワールドゲームのクリア後だと思っていい。
メインクエストは全てクリアしたので、やることが無い。
これはある種現代日本にも言える。
戦争は無く平和で、国を復活させるという目的があった高度経済成長ミッションも終わり、毎日が死ぬまで同じような安楽。喧嘩や無理解、差別やイジメ、格差や自殺などは人間の無くせない本能的な部分なので解決目標にならない。
SDGSやニューロダイバーシティ、政治的正しさポリティカル・コレクトネスなどは以ての外もってのほか
ひとりひとりが人生を消費し、死んでいくだけでよくなった。ニーチェで言うところのニヒリズムだろうか。
「神は死んだ。我々に生きる目的など無くなったのだ。」

さあて、今日のボーナスステージはどうしようか。
ちなみにnoteを書くのも、努力をするのもボーナスステージだ。

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