応援されるのが嫌い
学生時代バドミントン部に入っていた。
大会になると部活のチームメイトから応援されるのだが、僕はこれがとても苦手だった。
「頑張れ〜!」
「ドンマイ!」
やりづらい…
理由は簡単
応援=人の期待
なのだ。
期待を裏切ると、雰囲気が地獄になる。
「えっ…?」「やんないんだ」みたいな。
同調圧力と何ら変わらない
分かりやすく言うと、人の期待に期待された瞬間から減点方式になるのだ。
「結婚しないの?」
「立派な大人になってほしい」
人に期待するというのは、その人の行動をコントロールしたいという欲望のあらわれだ。
勝手にロックオンされて、勝手に期待し、勝手に失望しているだけなのに。
褒められるのも期待と同義だ。減点方式になっているので逃げ出したくなる。
小説サイトにオリジナル小説を投稿していたことがあった。
日々増えるお気に入り登録者数。
本来なら喜ぶべきなのだろうが、プレッシャーで苦痛を感じていた。
「減ったらどうしよう…」
という、やはり減点方式思考になるのだ。
保身。現状維持。人間が消極的かつ愚かになり、成長しなくなっている状態だ。
《最初から得ていない》
と自分に言い聞かせる。
得ているように見えて仮想アイテム、借り物、幻想だ!と。
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